【1月23日 東方新報】オンラインでの交流や消費が主流となる一方で、若者の間ではオフラインに足を運ぶ動きが広がっている。中国青年報(China Youth Daily)傘下の中国青年報社社会調査センターは、アンケートサイト「問巻網(Wenjuan.com)」と共同で実施し、1334人の若者が参加した調査によると、ここ数年で72.6%が「街での買い物が増えた」と感じていた。よく利用する場としては、大型総合商業施設(68.5%)が最も多く、特色あるテーマ街区(48.4%)、クリエーティブ系マーケット(44.3%)が続いた。

北京市で働く25歳の黄雨(Huang Yu)さん(仮名)は二次元文化のファンで、最近は商業施設内に二次元テーマの街区や期間限定イベントが増えていると話す。グッズ購入だけでなく、コラボ飲食店や参加型企画を通じて世界観に浸れる点が魅力だという。趣味系マーケットでは、若者が出店者として交流する場も生まれており、共通の関心をきっかけに深いつながりが生まれるケースも多い。

浙江省(Zhejiang)杭州市(Hangzhou)の陳晨(Chen Chen)さんは、甘粛省博物館(Gansu Provincial Museum)の期間限定イベントに参加し、現地に行かなくても文化を体感できる点に新鮮さを感じたという。流行語や若者文化と結びつけた演出が、人を引きつけていたと振り返る。

調査を世代別に見ると、「街での買い物が増えた」と答えた割合は95後(1995年以降生まれ)が81.1%と最も高く、05後、00後が続いた。地域別では二線都市が最も高かった。

若者がオフラインに戻る理由として多かったのは、「交流が楽しい」(58.5%)、「実際に試せる」(55.4%)、「すぐに手に入る」(53.5%)だった。ネット通販の便利さは認めつつも、友人と話しながら歩いたり、試着や体験を通じて得られるリアルな感覚が、オフラインならではの魅力になっている。安徽省(Anhui)出身の徐欣(Xu Xin)さん(仮名)は、「街歩きは買い物そのものより、友人と過ごす時間が目的」と話す。思いがけない店やイベントに出会える点も、オンラインにはない楽しさだという。

調査では、月あたりのオフライン消費額は501~1000元(約1万1391〜2万2737円)が最多だった。若者にとって街での買い物は、単なる消費行動ではなく、交流や体験、気分転換を兼ねたライフスタイルの一部になりつつあるようだ。(c)東方新報/AFPBB News