【1月19日 AFP】シリアのアハマド・シャラア暫定大統領は18日、暫定政府軍が同国北東部のクルド人勢力支配地域に進軍したことを受け、クルド人主導の民兵組織シリア民主軍(SDF)と停戦を含む合意に達したと発表した。

SDFのマズルム・アブディ司令官も、より大規模な戦闘を避けるためこの合意に応じたと述べている。しかしこれは、10年以上にわたり事実上の自治を維持してきたクルド人勢力にとっては大きな後退となる。

暫定大統領府は、SDFとクルド治安部隊を暫定政府の枠組みに統合し、クルド人勢力が支配するデリゾールとラッカを即時に引き渡すことを含む14項目の合意文書を公開した。この合意では、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の戦闘員やその家族の収容所の引き渡しも含まれている。

シャラア氏は、18日にアブディ氏と面会予定だったものの、悪天候により19日に延期されたと述べている。

アブディ氏はクルド系テレビ局が放映した声明の中で、「この戦争が内戦へと発展しないように、デリゾールとラッカからハサカへ撤退する子を受け入れた」と述べ、ダマスカスからの帰還後にクルドの人々に合意の詳細を説明すると話した。

暫定政府軍は先週末、ラッカの戦略拠点タブカ市とユーフラテス・ダムを制圧し、同国最大のオマル油田を含むデリゾールの一部に進出している。(c)AFP