北朝鮮に侵入した無人機、操縦者も製作者も「韓国・尹錫悦政権」の大統領室出身
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【01月19日 KOREA WAVE】北朝鮮に侵入したとされる無人機を飛ばした民間人の容疑者に加え、その無人機を製作した人物も、いずれも韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)政権時代に大統領室で勤務していたことが明らかになった。
news1取材を総合すると、無人機の北朝鮮侵入を捜査している軍・警察合同調査タスクフォース(TF)は16日、30代男を容疑者として事情聴取した。男はユン政権下の大統領室で報道監視業務に携わっていた人物。
また、自らが無人機を飛ばしたと名乗り出た大学院生も、大統領室報道官室で契約職として勤務した経歴を持つ。2人が大統領室で勤務していた時期はほぼ重なっていたという。
男は2025年11月、京畿道驪州(ヨジュ)で発生した無人機墜落事故に関しても捜査を受けた経歴がある。当時、警察は国家保安上の容疑は認められないと判断し、航空保安法違反の疑いで検察に送致していた。男が飛ばしていた無人機は、今回北朝鮮に侵入したものと同型機とされる。
2人はソウルの私立大学で先輩・後輩の関係であり、同大学の支援を受けて設立した無人機開発会社で、それぞれ代表と理事を務めていた。学生時代には模型航空機や自動車関連の発明大会で入賞経験もあるという。
また、2人は統一関連の青年団体を共に立ち上げて活動しており、大学院生は保守系の大学生団体の代表を務めたこともある。
大学院生は16日に韓国メディアのインタビューに応じ、「2025年9月から計3回にわたって無人機を北朝鮮へ飛ばした」とし、具体的な日付を挙げた。その内容は北朝鮮が主張した無人機侵入の時期と一致していた。
無人機を飛ばした動機について大学院生は「(黄海南道平山郡にあるとされる)ウラン工場の放射線や重金属の汚染度を測定したかった」と述べ、「明確な目的があったため、飛ばしても問題ないと考えた。韓国軍を撮影するようなことはなかった」と説明した。
軍・警察の合同調査TFは今後、大学院生に対しても動機や経緯について本格的な取り調べを進める見通しだ。
一部からは、男と大学院生が北朝鮮の軍事的挑発を誘導する目的で無人機を飛ばしたのではないかとの疑念も出ている。野党「共に民主党」は、「単独犯なのか、連携・背後関係があるのかを含め、すべての可能性を開いて事実関係を明確にすべきだ」との立場を示した。
こうした中、軍・警察の合同調査TFは、2人がユン政権下の大統領室に勤務していた経歴について「最終的な調査結果が出次第、公表する。現行法や停戦体制、南北関係に与える影響を総合的に検討し、必要な措置を講じる」としている。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News