超党派の米議員11人、グリーンランド支持表明 トランプ氏の野望は米国民の支持なし
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【1月17日 AFP】超党派の米議員団が16日、デンマークと同国自治領グリーンランドへの支持を表明するため同国の首都コペンハーゲンを訪問し、ドナルド・トランプ米大統領のグリーンランド領有構想は米国民の支持を得ていないと主張した。
米議員11人が2日間の日程でコペンハーゲンを訪問し、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相とグリーンランド自治政府のイェンスフレデリック・ニールセン首相、デンマークの外相、国防相、国会議員、財界人らと会談した。
共和党のリサ・マカウスキ上院議員(アラスカ州選出)は記者団に対し、会談で「良い対話」ができたと述べ、米国、デンマーク、グリーンランドの関係を「育む」ことが重要だと強調。
「米国民に、米国がグリーンランドを領有するのは良い考えだと思うかと尋ねれば、圧倒的多数の約75%は『良い考えだとは思わない』と答えるだろう」「グリーンランドは資産ではなく、同盟相手して見るべきだ」と述べた。
民主党のクリス・クーンズ上院議員(デラウェア州選出)はコペンハーゲン訪問の目的について、「デンマークとグリーンランドの友人、信頼できる同盟相手、パートナーの声に真摯(しんし)に耳を傾けるためだ」と述べた。
「(議員らが米国に戻り)こうした(デンマーク、グリーンランド側の)見解を共有することで緊張を緩和し、最善の道筋についてより建設的な対話を行う」予定だという。
グリーンランドの政庁所在地ヌークでは、住民らが米議員団による支持表明を歓迎した。
39歳の労働組合代表はAFPに対し、「米議会はグリーンランドでの軍事行動を決して承認しないだろう。一人のばかのたわごとだ」「彼(トランプ氏)が行動を起こせば、弾劾されるか、排除されるだろう。米議員が自らの民主主義を守りたいのであれば、行動を起こさなければならない」と述べた。
トランプ氏の野望に抗議するため、17日にはデンマークとグリーンランド各地で大規模な抗議デモが計画されており、既に大勢の人々がソーシャルメディアで、参加する意向を表明している。(c)AFP