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【01月17日 KOREA WAVE】スマートフォンやパソコンの長時間使用が日常となった現代において、「ストレートネック症候群」が韓国で“国民病”のような存在になりつつある。特にここ5年間で患者数が急増し、2026年中にもこの症状による年間医療費が1兆ウォン(約1100億円)を突破する見通しとなった。年齢に関係なく発症する疾患であることから、予防策が不十分であれば今後の医療費負担はさらに拡大するとの指摘が出ている。

健康保険審査評価院の集計によると、2024年にストレートネック症候群で医療機関を訪れた患者数は421万4935人に達した。この5年間で約47万人増加し、年平均3%超の上昇傾向が続いている。

注目すべきは、医療費の増加スピードが患者数の増加を上回っている点だ。2024年の診療費(非保険適用分を除く)は8261億ウォンで、2020年の4840億ウォンに比べ70%以上増加した。年間平均855億ウォンずつ増えており、このまま推移すれば早ければ2026年にも1兆ウォンを超えるとみられる。これは、膝関節炎や頸椎・腰椎の椎間板疾患など、代表的な慢性疾患に匹敵する規模である。

原因の多くは、スマートフォンやノートパソコン、タブレットなどを長時間うつむいた姿勢で使用することによる。特に20〜30代の若年層を中心に患者が急増しているという。一般病院だけでなく、韓方診療でも同様の傾向が見られ、ストレートネックの有病率が拡大していることを示している。

中央大学病院脊椎センターのイ・ヨンソク教授(神経外科)は「10代後半から20代前半の若年層で、慢性の首痛や頭痛、肩こりを訴える患者が急増しており、これは生活習慣が構造的な疾患を生んでいる証拠だ。10~15年前は主に50~60代がこの症状で通院していたが、最近では若年層の受診が著しく増えている。変性疾患がない若者が、単なる姿勢不良だけで痛みを訴えるケースが目立つ」と述べた。

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News