【1月17日 AFP】スペイン人歌手のフリオ・イグレシアスさん(82)は16日、元スタッフの女性2人から提起された性的虐待の告発を否定した。

ベテラン歌手のイグレシアスさんは自身のインスタグラムのアカウントで「女性を虐待したり、強要したり、軽視したりしたことはない。これらの告発は全くの虚偽であり、非常に悲しい気持ちにさせられる」と投稿した。

2人の女性は2021年、ドミニカ共和国とバハマにイグレシアスさんが所有する邸宅で働いていた際、性的虐待を含むさまざまな被害を受けたと訴えている。

支援団体のウィメンズ・リンク・ワールドワイドと国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、5日にスペインの検察当局に提出された告発状には、「強制労働を目的とした人身売買」や「性的暴行などに当たる可能性がある行為」が記されていると説明した。

女性らは、イグレシアスさんから性的嫌がらせを受けたほか、携帯電話を常にチェックされたり、働いていた邸宅から自由に外出することを制限されたり、休みなしで1日最大16時間の労働を強いられたりしたと証言しているという。

投稿の中でイグレシアスさんは「以前私のために働いていた2人による告発に対し、深い悲しみをもって応じる」「このような悪意を感じたことはないが、それでも全ての真実を人々に知らせ、これほど深刻な告発に対して自分の尊厳を守る力はある」と述べ、多くの「親しい人々」からの支援メッセージに感謝の意を表した。

イグレシアスさんは史上最も成功したラテン系アーティストの一人で、グラミー賞も受賞している。数十年にわたるキャリアの中で、3億枚以上のレコードを売り上げている。(c)AFP