ノーベル委員会「平和賞受賞者が変わることはない」、トランプ氏へのメダル贈呈受け
このニュースをシェア
【1月17日 AFP】昨年ノーベル平和賞を受賞したベネズエラの野党指導者マリア・コリナ・マチャド氏が同賞のメダルをドナルド・トランプ米大統領に贈呈したのを受け、ノルウェー・ノーベル委員会は16日、ノーベル平和賞は受賞者と切り離せないものだと強調した。
マチャド氏は15日、ノーベル平和賞のメダルをトランプ氏に「贈呈」したと述べた。ベネズエラでニコラス・マドゥロ大統領が排除されて以来、かやの外に置かれていることから、トランプ氏の歓心を買おうとしたものとみられる。
だが、ノーベル委員会はノルウェーの首都オスロで声明を発表し、「メダル、賞状、賞金がどうなるかにかかわらず、最初の受賞者が歴史に記される受賞者であり続ける」「たとえメダルや賞状が後に他の誰かの手に渡ったとしても、ノーベル平和賞の受賞者が変わることはない」と強調。
「平和賞受賞者や彼らが関与する政治プロセスについては」コメントしないと付け加えた。
さらに、受賞者がメダル、賞状、賞金の扱いについては制限はないと説明し、メダルを売却・譲渡した事例を列挙した。
トランプ氏は昨年、八つの戦争を阻止したと主張するなど、ノーベル平和賞受賞を目指して懸命にアピールしていた。
だが、受賞はならず、ノーベル平和賞はマチャド氏の手に渡った。マチャド氏は先月、大胆にも船でベネズエラを脱出し、オスロで賞を受け取り、トランプ氏にささげた。(c)AFP