輸出入総額が過去最高に 2025年の中国貿易、45兆元を突破
このニュースをシェア
【1月21日 東方新報】中国税関総署が14日に発表した統計によると、2025年の中国の輸出入総額は45.47兆元(約1037兆3707億円)となり、前年から3.8%増加し、過去最高を記録した。内訳を見ると、輸出は26.99兆元(約615兆7606億円)で前年比6.1%増、輸入は18.48兆元(約421兆6101億円)で0.5%増だった。
地域別では、東南アジア諸国連合(ASEAN)との輸出入が7.55兆元(約172兆2487億円)、中南米が3.93兆元(約89兆6605億円)、アフリカが2.49兆元(約56兆8078億円)となり、それぞれ8%、6.5%、18.4%の伸びを示した。「一帯一路(Belt and Road)」構想の参加国との輸出入額は23.6兆元(約538兆4198億円)に達し、前年比6.3%増となった。全体に占める割合は51.9%に上った。
品目別では、高付加価値分野の輸出が引き続き拡大した。高技術製品の輸出額は5.25兆元(約119兆7756億円)となり、前年から13.2%増加した。電気自動車(乗用車)、リチウム電池、太陽電池のいわゆる「新三様」に加え、風力発電設備などのグリーン関連製品も好調だった。電気自動車、リチウム電池、太陽電池の輸出はいずれも大きく伸び、増加率はそれぞれ27.1%、48.7%に達した。自社ブランド製品の輸出も12.9%増加し、輸出全体に占める比率は前年より1.4ポイント上昇した。
貿易に関わる事業者数を見ると、輸出入の実績を持つ企業は78万社を超えた。このうち民営企業が引き続き貿易の中心的役割を担い、輸出入額は26.04兆元(約594兆869億円)と前年比7.1%増加した。全体に占める比率は57.3%まで高まっている。
輸入面では、国際商品価格の下落という要因があったものの、第2四半期以降は3四半期連続で増加が続いた。年間の機械・電気製品の輸入額は7.41兆元(約169兆547億円)で、前年比5.7%増となった。電子部品とコンピューター部品の輸入も堅調で、増加率はそれぞれ9.7%、20%だった。原油や金属鉱石といった資源関連品目についても、輸入量がそれぞれ4.4%、5.2%増加した。
税関総署の王軍(Wang Jun)副署長は同日の記者会見で、2026年は外部環境の不透明感が一段と強まり、貿易を下支えする環境には引き続き大きな圧力がかかるとの見方を示した。その一方で、中国経済は基盤が安定しており、構造的な強みも多く、粘り強さと成長の余地を備えていると指摘した。中長期的な回復基調は変わらず、貿易分野における革新と高度化は今後も着実に進んでいくとの認識を示した。(c)東方新報/AFPBB News