サムギョプサルよりイチゴの値段が高い…韓国・カフェ業界は「冷凍モノ」で対応、期間限定メニュー続々
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【01月16日 KOREA WAVE】韓国で旬のイチゴを求める消費者の需要が根強い一方で、イチゴの価格が大幅に上昇している。カフェ業界は価格高騰への対応として冷凍輸入品を活用しながら、期間限定メニューを相次いで投入している。
韓国農水産食品流通公社(aT)によると、今月5日時点でのイチゴの小売価格(100グラム基準)は2828ウォンで、前年同時期(2430ウォン)比16.4%上昇し、平年比では24.3%高となっている。
一方、韓国畜産物流情報によると、同日基準の豚バラ肉(サムギョプサル)価格は100グラムあたり2711ウォンで、イチゴが肉よりも高価となっている異常事態だ。
それでも“旬のイチゴ”を求める消費者の需要は衰えておらず、各カフェチェーンはイチゴを使った新メニューを続々と打ち出している。
例年人気を集める「ストロベリーチョコレート生クリーム」シリーズを展開する『トゥーサムプレイス』は、昨年末にも冬季限定メニューとして同商品を再発売。クリスマス前後(24~25日)の販売量は前年同期比で10%増加し、依然として高い人気を誇っている。同社はイチゴラテなど新作4品も同時に発売した。
『イディヤコーヒー』もイチゴとスモモのヨーグルトドリンクなど、季節の果物を使ったメニューを展開。発売から2週間で累計販売量は10万杯を突破した。
『SPCパリバゲット』はイチゴをふんだんに使用した「ベリーバム」ケーキを、『エンジェリナス』(ロッテGRS運営)も韓国・論山産イチゴを使ったシーズン限定ドリンクを提供。低価格ブランド『コンポーズコーヒー』もイチゴの新作メニュー4品を発表した。
業界関係者は「毎年冬はイチゴメニューの季節」とし、「販売予測や物流、価格変動リスクを考慮し、供給先の多様化などで対応している」と説明する。
こうした中、カフェ業界がイチゴメニューを維持できる背景には「冷凍イチゴ」の存在も大きい。
国産に比べて安価な加工用冷凍イチゴの輸入量は、昨年約1万6000トンで、前年比30%以上増加。一部の農家では、カフェや製菓業界向けに出荷する予定だったイチゴが希望価格で売れず、出荷を断念して廃棄する事態も起きている。
業界関係者は「高騰したイチゴ価格をそのまま消費者に転嫁するのは難しく、できる限り価格維持に努めている」と話している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News