トランプ氏がイランでの殺害停止と報告、米軍はカタール基地の人員削減
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【1月15日 AFP】米国のドナルド・トランプ大統領は14日、イランでの抗議デモ参加者の殺害が停止されたとの報告を受けたと述べた。一方で米政府は、イラン側との対立が激化する中、カタールにある主要米軍基地での活動を縮小する動きを見せている。
ホワイトハウスでトランプ氏は「向こう側の非常に重要な情報元」から、殺害が停止され、計画されていた処刑は実行されないという保証を得たと述べた。
トランプ氏は詳細については明かさず、「彼らは殺害が止まり、処刑が行われないと言った。今日は多くの処刑が予定されていたが、それが行われないと言った。そしてわれわれはそれを確認するつもりだ」と述べた。
「信頼できる情報筋から聞いており、それが本当であることを願っている」
しかし、イランは強硬な姿勢を示しており、いかなる攻撃にも対応できると警告している。その中で米国は、昨年イランからの攻撃を受けた米軍基地の人員を削減している。
外交筋2人はAFPに対し、カタールのアルウデイド空軍基地では一部要員に退去命令が出されており、その理由として「地域情勢の緊張」が挙げられた。イランは、昨年6月に米国による核施設への攻撃に対する報復として、この基地を標的にした。
イランの最高指導者アリ・ハメネイ師の顧問を務めるアリ・シャムハニ氏は、トランプ氏に対し、この攻撃が「イランの攻撃に対する意志と能力」を示していると警告した。
1979年のイラン革命(イスラム革命)以降、外交関係が途絶えている両国の緊張は続いている。背景には、イランでの抗議デモ弾圧で少なくとも3428人が死亡したと人権団体が指摘する中、トランプ氏がイランに対して行動を取る可能性を示唆したことがある。
人権監視団体によると、5日間のインターネット遮断の下で、イラン当局は神権体制に公然と挑戦するデモに対し、ここ数年で最も厳しい弾圧を行っているという。
イランのアッバス・アラグチ外相は米FOXニュースに対し、政府は「完全に掌握している」と述べ、3日間の「テロ作戦」後の「平穏」な雰囲気を報告している。
テヘランでは、当局が治安要員100人以上と、当局が「テロ行為」とする騒乱で死亡した「殉教者」の葬儀を執り行った。(c)AFP