中国支援の高速鉄道建設用クレーン倒壊、列車巻き込み22人以上死亡 タイ
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【1月14日 AFP】タイ東北部ナコンラチャシマ県で14日、中国が支援する高速鉄道を建設するためのクレーンが倒れ、真下を通過中だった旅客列車に衝突した。列車は脱線し、乗客ら少なくとも22人が死亡、30人以上が負傷した。地元当局が明らかにした。
ナコンラチャシマ県の地元警察署長、タッチャポン・チンナウォン氏はAFPに対し、「22人が死亡、30人以上が負傷した」と述べた。
この事故は14日午前9時(日本時間同11時)ごろ発生。高速鉄道の建設に使用されていたクレーンが旅客列車に倒れた。
ナコンラチャシマ県広報局は声明で、「クレーンが列車に倒れ、列車は脱線して炎上した」と述べた。
地元メディアが放映したライブ映像には、救助隊員が現場に急行する場面や、がれきから煙が立ち上る中、鮮やかな色の列車が脱線して横転している様子が映っていた。
ナコンラチャシマ県当局によると、列車は首都バンコクからウボンラーチャターニー県へ向かっていた。
ピパット・ラッチャキップラカーン運輸相は、列車には195人が乗車しており、当局は死者の身元確認を急いでいると述べた。
倒れたクレーンは、中国政府が支援する54億ドル(約8580億円)規模のタイ高速鉄道網建設プロジェクトで使用されていた。このプロジェクトは、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」の一環として、2028年までにバンコクと中国南西部・昆明をラオス経由で結ぶことを目指している。
タイでは長年、工場や建設現場での事故が頻発しており、安全対策のルーズさがしばしば死亡事故につながっている。(c)AFP