【1月14日 AFP】高市早苗首相は13日の日韓首脳会談後、韓国の李在明(イ・ジェミョン)大統領とドラムセッションに臨み、K-POPを2曲演奏した。李氏は、ヘビーメタルバンドのドラマーだった高市氏の前で「最初は少しぎこちなかった」と冗談を飛ばした。

両首脳は13日に高市氏の地元奈良で会談した後、それぞれの名前が入った青いスポーツウェアを着てドラムセッションに臨み、14日にX(旧ツイッター)などでその画像を公開した。

韓国大統領府によると、両国は経済安全保障、地域および世界的課題などに関して協力を強化することで合意した。高市氏は、李大統領との間では、日韓両国が地域の安定に連携して役割を果たしていくべきだと強調した。

高市氏はXに、「(日韓首脳)会談に続いて、李在明大統領とドラムの演奏をしました。昨年APEC(アジア太平洋経済協力会議)でお会いした際に、ドラムをたたくのが夢だとおっしゃっていたので、サプライズで準備しました」と投稿。

韓国の人気音楽グループBTSのヒット曲「Dynamite(ダイナマイト)」と、ネットフリックス映画「KPOPガールズ!デーモン・ハンターズ」の劇中歌「Golden」を演奏したと付け加えた。

動画には、高市氏が満面の笑みで力強くドラムをたたく姿が映っている。

李氏もXに、「最初は少しぎこちなかったが、たたけばたたくほど音は一つにまとまっていった」「お互いの違いを尊重してリズムを合わせていったように、韓日両国も協力の深みを増しながら 一歩ずつもっと近づいていけることを期待する」と投稿した。

両首脳は14日午前、世界最古の木造建築である奈良県の世界遺産・法隆寺を訪れた。李氏は同日帰国する予定。

李氏の日本訪問は、高市氏が昨年11月7日の衆院予算委員会で、台湾有事をめぐって日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に該当する具体例を問われ、「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になりうるケースだと私は考える」と答弁したことをめぐり、日中が激しく外交的対立を繰り広げる中で行われた。

李氏は、いずれも米国の同盟国である日韓の協力が「これまで以上に重要だ」と主張。

「ますます複雑化する状況と急速に変化する国際秩序の中で、われわれはより良い未来に向けて前進し続けなければならない」と述べた。

尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領よりも北朝鮮に対して穏健な姿勢を取る李氏は、日本と韓国は「同じ前庭を共有する隣人同士」のようなものだと述べている。(c)AFP