【1月14日 AFP】インド東部ジャルカンド州・西シングブーム県で今月、野生の暴れゾウが次々と人を襲い、少なくとも20人を死亡、15人を負傷させた。村人と当局者が13日、明らかにした。

暴れゾウは単独で行動する雄。1月初旬から9日間暴れ回り、農村部にパニックを引き起こしたとされる。

政府森林管理官のアディティア・ナラヤン氏はAFPの取材に対し、「大勢の人を死亡させたこの凶暴な野生ゾウの追跡と保護に努めている」と述べ、20人が死亡したと明らかにした。

死者には子どもや高齢者に加え、マフートと呼ばれるプロの象使いも含まれている。

現場での複数回の捜索にもかかわらず、暴れゾウは9日を最後に目撃されていない。

当局によると、捜索隊はドローンの支援を受け、隣接するオディシャ州の国立保護区を含む密林地帯を捜索している。

20以上の村の住民がゾウへの恐怖から農場を放棄したり、夜間はバリケードを築いて自宅に籠城したりしているという。

人にとって最も危険なゾウは、多くの場合、発情して狂暴な時期に群れを離れて単独で行動する雄だ。

元森林管理官は、暴れゾウは発情期だった可能性が高く、現在は落ち着きを取り戻して群れに戻っている可能性があると指摘した。(c)AFP