【1月14日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領がデンマーク自治領グリーンランドの領有に意欲を示す中、共和党のランディ・ファイン下院議員(フロリダ州選出)は12日、グリーンランドを併合し、米国の51番目の州とする法案を提出した。

トランプ氏は、北大西洋条約機構(NATO)加盟国であるデンマークからの強い反発にもかかわらず、米国は「いずれにせよ」グリーンランドを領有することになると述べ、買収または武力行使による領有に意欲を示している。

ファイン氏の説明によると、新法案はトランプ氏に「グリーンランドを併合または獲得するために必要なあらゆる措置を講じる」権限を与えるとともに、トランプ政権に対し、グリーンランドを米国の州とするために必要な連邦法改正に関する詳細な報告書を議会に提出することを義務付ける。

ファイン氏は声明で、「グリーンランドはわれわれが無視できるほど遠く離れた前哨基地ではなく、国家安全保障上極めて重要な資産だ」と述べた。

トランプ氏は、レアアース(希土類)が豊富なグリーンランドについて、国家安全保障にとって極めて重要であり、米国の管理下に置く必要があると主張。米国が領有しなければ、ロシアか中国に領有されることになると訴えている。

トランプ氏の主張には民主党、共和党共に反発しており、デンマークのメッテ・フレデリクセン首相は、米国によるグリーンランド攻撃は、NATOの終焉を意味すると警告している。(c)AFP