【1月18日  People’s Daily】「2025年中国国際サービス貿易交易会(CIFTIS)」が北京市の製鉄所跡地を利用した産業再生パーク「首鋼園」で9月14日に閉幕した。

「デジタル知能が先導するサービス貿易の刷新」をテーマとした今回のCIFTISは、サービス貿易のデジタル化、スマート化、グリーン化など時代の潮流に焦点を当て、建築、情報技術、金融などの分野で900件を超える成果を上げた。

出展者と国際分野の専門家は「サービス貿易が世界の貿易に占める地位はますます高まり、CIFTISの開催によってサービス貿易の国際協力のネットワークがさらに広がっている。中国がサービス市場の開放を継続することは、サービス貿易の質的向上と高度化を推進し、経済のグローバル化により多くの活力を注入することになる」と話している。

関係者の話によると、今回のCIFTISには80以上の国と国際機関が出展し会議を開催し、サービス貿易額上位30の国と地域のうち20か国以上が参加し、全体の国際化率は20%を超えた。

ラトビア国家館のブース前では、駐中国ラトビア大使のカールリス・エイヘンバウムス(Karlis Eihenbaums)氏が自国の文化・観光製品を紹介していた。ラトビアはCIFTISのプラットフォームを非常に重視しており、自国ブランドの中国市場における認知度向上を図り、文化観光分野などでの両国の協力の基礎を築きたいと考えている。

パキスタン国家館では、パキスタンのIT・ソフトウェア企業ビットソル(Bitsol)のアスワド(Aswad)CEOが新たな協力案件をちょうどまとめたところだった。アスワド氏は「CIFTISのプラットフォームを通じて、パキスタン企業がビジネスチャンスを見つけ、企業の知名度を高める手助けをしている。中国のデジタル産業の発展は非常に速く、より多くの分野で中国企業との協力を期待している」と語った。
 
駐中国カーボベルデ(Cabo Verde)大使館のアルリンド・ド・ロサリオ(Arlindo Do Rosario)大使は「CIFTISは今年が初参加だったが、非常に大きな収穫を得た。26年はカーボベルデと中国の国交樹立50周年にあたり、カーボベルデはCIFTISなどのプラットフォームを通じて、中国の消費者にカーボベルデの特色ある製品と文化資源を紹介し、両国間の経済貿易協力と文化交流を促進したい」と話している。

国連貿易開発会議(UNCTAD)国際貿易・商品部部長のルス・マリア・デ・ラ・モラ(Luz Maria de la Mora)氏は「中国がサービス貿易市場の開放を継続し、サービス貿易の自由化と規範化を推進することは、中国自身がより多くの機会を得るだけでなく、世界の国々も中国のイノベーション、中国企業、中国が提供するサービスからの恩恵を受けることができる」と指摘し、「これはウィンウィンの成果である」と強調した。

デジタル化とスマート化の潮流は、世界のサービス貿易分野の発展に、さらに広範な展望をもたらしている。25年のCIFTISでは、9つの専門展示エリア、1000社を超える企業、100近いフォーラムが、様々な形でデジタル化、インテリジェントイノベーションとグリーン発展が加速している状況を十分に表していた。

米国の医薬品大手ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)は、世界をリードする数多くの革新的製品を出展した。同社のメディカルテック部門の中国総裁・周敏涛(Zhou Mintao)氏は、CIFTISの広範な影響力は多国籍医療健康企業にとって「イノベーション・実用化・普及」のフルサイクルのサポートを提供するもので、「産業・学校・研究機関・ユーザー」にわたる多面的な連携によるイノベーションエコシステムを構築し、世界の優れた医療資源と中国の臨床ニーズを的確に結びつけるのに役立っていると述べている。

「ゼロカーボンパークソリューション館」では、チェコのハイテク企業「ベスター(Beistar CZ)」が熱エネルギー貯蔵の特許技術を紹介した。同社代表のイジー・イェルマコフ(Jiri Jirmakov)氏は「中国は積極的にグリーン・低炭素発展を積極的に推進し、顕著な成果を上げている。我々は14年から中国のテクノロジー企業と協力を始めているが、CIFTISのプラットフォームを利用して協力チャネルをさらに拡大し、中国のグリーンで持続可能な発展に深く参画したい」と語った。

英国系の会計・経営コンサルタント企業「KPMG」の中国経済研究院の蔡偉(Cai Wei)院長はCIFTISの存在価値について「CIFTISは数多くの中国と外国企業の最新の研究成果と革新的製品を集め、新技術、新業態、新モデルが国際基準とルールに適合するかどうかの試験場となっている。各国企業はここで、最先端テクノロジーの発展方向や専門サービスの応用シーンをより的確に把握し、革新的製品の産業化と市場化を推進することができる」と評価している。

今回のCIFTISでは、「グローバルサービス貿易包摂的発展動向報告2025」「中国サービス貿易発展報告2024」「デジタル貿易発展と協力報告2025」「2025年中国サービス貿易発展指数報告」など、数多くの権威ある報告書が発表され、世界のサービス貿易の包摂的な発展を推進するための施策と提案が行われた。

報告書には「中国のサービス貿易が伝統的な分野から高付加価値分野へと急速に転換しており、中国がサービス貿易分野の対外開放を拡大し続けることが、世界のサービス貿易の成長に活力を注ぎ込んでいること」が記されている。

世界貿易センター協会アジア太平洋地域商業サービス諮問委員会の朱小蘭(Zhu Xiaolan)主席は「世界第2位の消費市場かつ重要なイノベーションエンジンとして、中国の継続的な開放政策は、世界の消費と貿易の構造を深いレベルで再構築している。中国は単に市場アクセスを拡大するだけでなく、ルールの国際的な整合や能力の構築などを通じての持続可能な協力を推進しており、共通のルール構築と経験の共有を通して、開放の利益がより多くの国々に恩恵をもたらすようことに重点を置いている」と指摘している。

次々と取引が成立し、一つひとつ協定が締結され、続々と成果が生み出されていく、CIFTISのさまざまなシーンは、中国がより高水準の対外開放へと歩みを進める過程を記録している。

中国は、質の高いサービスの輸入を積極的に拡大し「クロスボーダーサービス貿易のネガティブリスト」を全面的に整備し、サービスの輸出促進の政策措置を打ち出し、サービス貿易の国際協力を深化させることによって、より開放的で包摂的な姿勢で世界の国々と発展の機会を共有している。(c)People’s Daily /AFPBB News