【1月14日 CGTN Japanese】中国東部にある浙江省杭州市に住むネットユーザーがこのほど、午年にちなむ馬のぬいぐるみを購入したとSNSに投稿しました。中国では春節(旧正月、2026年は2月17日)をもって年の干支が切り替わります。ということで、現在は新たな干支にちなむ商品を買い求める人が多くいます。

写真に写っているのはペアの馬ぬいぐるみで、本来ならば「笑顔」のはずなのですが、一頭の口部分が逆向きに縫い付けられていて「への字」型になっていて、頬や鼻の穴も下側です。作業員のミスで逆方向に縫い付けたためで、まるで残念がっているように見えるので、ネットユーザーからは、秘蔵版の「べそかき馬」と呼ばれるようになりました。多くの人がこのべそかき顔に心を打たれ、「ストレスの解消効果があり、癒される」と、評判になりました。なんの変哲もない馬ぬいぐるみですが、製造ミスのおかげで一躍人気者になりました。

最初の投稿者によると、製造者にミスを教えたかったとのことですが、多くの「いいね」が集まり、「かえって可愛い」とのコメントが寄せられました。また、製造業者に「べそかき馬」がほしいと求める人も続出しています。1月10日の時点で、関連する話題は人気検索ワードの1位になりました。

返品を準備していた製造者は湧くようにやってきた発注にびっくり仰天です。工場の経営者によると、「口部分の縫い付けのミスで、かえって大人気になるとは夢にも思いませんでした」とのことで、デザインなどを直すとともに、生産ラインの拡大を急いでいるとのことです。

ということで、生産時に発生した不良品が、一転してネットでの超人気商品になりました。この「べそかき馬」は、雑貨品の製造販売で有名な浙江省の義烏で作られた品で、SNSなどでブームになりました。

工場経営者は、「思いもよりませんでした。とても多くの発注をいただきました」と説明しました。この馬のぬいぐるみは高さ20センチで、販売価格は25元(約570円)です。義烏国際商業貿易城の経営者は笑顔を見せながら、「不良品が一転して超人気商品になりました。注文があまりにも多いので生産ラインを10数本増やしました。それでも供給不足で、3月の出荷分まで注文でいっぱいです」と紹介しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News