【1月13日 AFP】米紙ニューヨーク・タイムズは12日、国防総省が昨年9月、民間機を装った軍用機で麻薬密輸船と疑われる船に対して攻撃を加え、11人を殺害したと報じた。当時の攻撃については、米軍が生存者を狙って追撃を行ったとして問題視されている。

タイムズ紙は、この攻撃は文民や非戦闘員を装い相手を欺く行為であり、国際武力紛争法に違反する恐れがあると指摘している。

ドナルド・トランプ米大統領が2025年9月2日、ベネズエラの犯罪組織トレン・デ・アラグア(アラグアの列車)のメンバーを標的に攻撃を実施したことをSNSで明らかにしていた。同組織については「ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領の下で活動し、大量殺人、麻薬取引、人身売買、暴力とテロ行為に関与している」と説明した。

タイムズ紙は、航空機が民間機のように見えるように塗装され、弾薬は翼の下に見える形ではなく、機体内部に隠されていたと報じた。

ホワイトハウスは昨年、ピート・ヘグセス国防長官の権限の下で行動していた海軍提督が「ダブルタップ」軍事作戦を命じ、ボートを2回攻撃したことを確認している。

「最初の攻撃後、2人の生存者が残骸にしがみつきながら偽装の航空機に手を振っていたが、その後の追撃で殺害された」とタイムズ紙は報じた。

昨年9月以降、少なくとも30回の攻撃で少なくとも107人が殺されており、そのうち19回は東太平洋、6回はカリブ海、5回は不明な場所で行われた。(c)AFP