イラン反政府抗議を支持、ロンドンやパリなどでデモ集会
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【1月12日 AFP】英ロンドンや仏パリ、トルコのイスタンブールで11日、治安部隊による弾圧を受けているイランでの反政府抗議活動を支持するデモ集会が開催された。
ロンドンでのデモは当初イラン大使館前で行われ、その後は首相官邸前に場所を移しており、日が進むにつれて参加者は数千人に膨れ上がっている。
名字を明かさなかったイラン人女性のアフシさん(38)は、官邸前での集会でAFPに対し、「革命を望み、体制を変えたい」と話した。英国に7年住むアフシさんは、8日からイラン当局がインターネットを遮断しているため、祖国にいる家族と連絡を取ることができていないという。
「とてもいら立たしいけれど、初めてではない」「今回は希望がある。今回は(政府を転覆させることが)できると感じている」
パリでは、1979年のイラン革命(イスラム革命)以前の国旗を振る2000人以上のデモ参加者が、「テロリスト・イスラム共和国にノー」と唱えながら抗議した。警察当局はデモ隊がイラン大使館に近づくことを許可しなかった。
パリに住むイラン人男子学生のアーリヤさん(20)は「イランでは人々が街頭で立ち上がっており、イラン国外にいるわれわれイラン人は、彼らと共にあり、彼らが一人ではないことを示すためにここにいる」と話した。
イスタンブールでは、降りしきる雨の中でデモ参加者が集まった。警察はイラン領事館の外を封鎖し、群衆は遠ざけられた。
トルコ在住のイラン人女性ニナさんは、顔にイランの旗と赤い涙を描き、「72時間、国から、家族からのニュースがない。インターネットもテレビもなく、もう連絡が取れない」「体制側は無差別に殺す。家族が徒歩であろうと車であろうと、子供がいようといまいと。誰も容赦しない」と話した。
ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマン・ライツ(IHR)」によると、イラン当局の弾圧で少なくとも192人の死者が出ている。また、米国に拠点を置く「イラン人権センター(CHRI)」は、インターネットの遮断以降、全土で「数百人の抗議者」が殺害されたという「信頼できる」報告を受けたと述べた。(c)AFP