韓国の化粧品業界、中国での「1位返り咲き」に期待…韓中関係改善ムードを受け
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【01月12日 KOREA WAVE】韓国の化粧品業界が、中国市場での存在感回復に動き出している。韓中関係の改善ムードを受け、かつて主導権を握っていた中国化粧品市場での「首位返り咲き」への期待が高まっている。
韓国貿易協会によると、2023年まで中国は韓国化粧品の最大輸出国だったが、2024年1〜3四半期の統計では米国が18億6300万ドルで1位となり、中国(17億2500万ドル)は2位に転落した。中国市場の比重はいまだ大きいものの、かつての独走的地位は後退している。
1月6日〜7日に中国・上海で開催されたKビューティー関連イベントは、中国市場再攻略の「試金石」と位置づけられる。韓国企業は、現地バイヤーとの商談や流通戦略の見直しを通じて、ポスト・コロナ時代の中国消費トレンドを把握し、中長期的な基盤作りに注力した。
イベントには、韓国のイ・ジェミョン(李在明)大統領の妻キム・ヘギョン(金恵景)氏も出席。現地インフルエンサーとの対談で、「Kビューティーは多様性とトレンドの感度が高く、肌質や季節に応じて選べる点が魅力」と述べ、さらに「毎晩、夫と一緒に“1日1パック”を実践している」と、韓国化粧品の魅力をアピールした。
またイ・ジェミョン大統領は5日、中国の習近平国家主席の妻・彭麗媛氏に韓国企業の美顔器「メディキューブ AGE-R ブースタープロ」(APR社製)を贈呈し、Kビューティー製品が外交の場でも注目された。
韓国の美容機器メーカーAPRによると、2023年第3四半期までの中華圏売り上げは905億ウォンで、全体の約10%を占める。中国でのブランド認知度向上に力を入れているという。
ただし、専門家は冷静だ。成均館大学のキム・ジュドク教授は「中国の消費者の目は肥えており、韓国ブランドがかつてのような優位を取り戻すのは難しい」と分析。特に一線・二線都市ではロレアルなどのグローバルブランドと競うための「ヘリテージ(伝統)ブランド」構築が重要だと指摘する。
一方、三線・四線都市ではKビューティーへの認知度がまだ低いため、価格競争よりも「体験型マーケティング」や現地ニーズに合った商品開発が鍵を握る。また、中小企業中心だったR&D支援も、産業構造や人材流動性を考慮した多角的な支援が必要だという。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News