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【01月11日 KOREA WAVE】K-POPや韓国ドラマを起点に広がってきた韓流が、いまや食・美容・ファッションといった日常生活全般に及び、「Kブランド」は単なるカルチャーの象徴を超え、グローバル市場の主役として存在感を高めている。

韓国食品は、かつては“辛さ”や“珍しさ”で注目されたが、今ではドラマや映画との相乗効果によって、韓国文化を体験する手段としての地位を確立している。

特にラーメンの人気が急上昇。三養食品の「ブルダック炒め麺」はSNSでの“激辛チャレンジ”動画をきっかけに世界的ブームを巻き起こした。農心はNetflixアニメ『KPOPガールズ! デーモン・ハンターズ』とコラボし、ドラマ内で自然に登場する韓国ラーメンが話題となった。

2025年には韓国ラーメンの輸出額が11億3000万ドルに達し、前年比24.5%増。特に米国や欧州といった先進市場でのシェア拡大が顕著だ。また、韓国ドラマに登場する「ソジュ(焼酎)」も、海外では果実フレーバー焼酎を使ったカクテルなどが人気を集め、東南アジア市場では年平均20%以上の成長を見せている。

韓流が根付いたことで韓国コスメも世界中の若者の心を捉えている。手頃な価格と高品質を両立し、アメリカ・欧州といったメインストリーム市場へも拡大。Amazonなどで韓国ブランドが上位にランクインし、2023年には米国オンライン市場でのK-ビューティーブランドの売り上げ成長率は86%に達した。

アモーレパシフィックやCJオリーブヤングなどは、AI技術やリアル体験型イベントを活用し、K-ビューティーの魅力を発信。2025年の化粧品輸出額は前年同期比14.5%増の85億ドルとなり、米国が最大輸出国となった。

韓国のファッションブランドは、ドラマを通じて世界の視線を集め、アジアのファッションハブとして認知が広がっている。

百貨店業界もK-ブランドと共に海外展開を加速。ロッテ百貨店はベトナムとインドネシアに直営店を展開、ハノイの「ウェストレイクモール」は開業2年で売り上げ5700億ウォン超。新世界百貨店は渋谷109で「ハイパーグラウンド」ポップアップを開催。韓国デザイナーズブランドを紹介。現代百貨店は渋谷PARCOでのK-ファッションイベントが成功し、2026年上半期には表参道に大型店舗を計画している。

韓国政府は、K-コンテンツによって形成された好感度を輸出に結びつける政策を推進中。企業もこれに呼応し、現地生産体制の構築や流通網の拡張に取り組む。食品・化粧品・ファッションに共通するのは、もはやK-ブランドが単なる文化アイコンではなく、経済成長の推進力であるという認識だ。

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