【1月11日 AFP】米ジャムバンド「グレイトフル・デッド」の創設メンバーでギタリストのボブ・ウィアーさんが死去した。家族が10日、発表した。78歳だった。

ウィアーさんは7月にがんと診断され、病気を克服したが、「基礎疾患の肺の問題により亡くなった」と家族がウェブサイトで声明を発表した。死去した場所や日時については明らかにされていない。

家族は「60年以上にわたり、ボビーは旅を続けた。ボビーは、その独自の芸術性で米国音楽を塗り替えた、永遠の導き手だ」と述べ、「コミュニティーや共通の言語、家族のような感覚を築き上げ、それは世代を超えてファンに受け継がれている」と続けた。

グレイトフル・デッドは、ウィアーさん、ジェリー・ガルシアさん、ロン「ピッグペン」マッカーナンさん、フィル・レッシュさん、ビル・クルーツマンさんによってサンフランシスコで結成。1960年代のカウンターカルチャー運動から生まれた主要な音楽グループの一つとなった。

同じショーを二度と行わないことで知られるこのグループは、ファンとの交流を革命的に変えた。「デッドヘッズ」として知られるフォロワーたちはサイケデリックなコンサートで演奏を録音し、お互いに交換し合うコミュニティーを作り上げた。

バンドは1995年にガルシアさんの死後数か月で解散したが、ウィアさんは近年、デッド&カンパニーというグループで演奏を続けていた。

ウィアさんは1994年にグレイトフル・デッドのメンバーとしてロックの殿堂入りを果たした。2024年にはジョー・バイデン大統領(当時)の最後の年にグループと共にケネディ・センター名誉賞を受賞した。(c)AFP