【1月10日 AFP】サウジアラビア・リヤドで拘束されているとみられるイエメンの南部独立派「南部暫定評議会(STC)」の代表団が9日、解散を発表した。しかし、アラブ首長国連邦(UAE)に拠点を置くSTCの他のメンバーは、この発表は強制的に行われたものであると否定している。

STCのアブドゥルラフマン・アルスバイヒ事務局長は、サウジアラビアのテレビで用意された原稿を読み上げて発表を行った。

サウジが支援するイエメン政府系のメディアが伝えた声明では、「南部暫定評議会を解散する」「サウジアラビア王国の後援の下、包括的な南部会議の準備を通じて、われわれの正当な南部目標を達成するために取り組むことを約束する」と述べられていた。会議室で長いテーブルの後ろに座っている他のSTCメンバーは、テレビ映像で見る限り、沈痛な表情をしていた。

一方、UAEが支援するSTCは、アルスバイヒ事務局長ら幹部代表団はサウジアラビアで「恣意(しい)的に拘束された」と主張しており、今回の動きは強制的に行われたものだと示唆した。

UAEの首都アブダビに拠点を置くSTCのハーニー・ビン・ブレイク副議長は、X(旧ツイッター)にこの発表は「政治的茶番」だと投稿。「軟禁の制約に縛られたSTCチームにより、圧力と強要の下で」行われた発表だと非難している。

アブダビにいるSTCの別のメンバーは「南部暫定評議会に関する決定は、議長の下で評議会全体によってのみ行われる」と述べ、解散を否定するとともに代表団の解放を求めた。(c)AFP