【1月10日 AFP】米国は9日、制裁対象の船舶がベネズエラに出入りするのを阻止する米海軍の封鎖を破ろうとしたタンカーを拿捕(だほ)したと発表した。ここ数週間で拿捕されたのは、これで5隻目となった。

米政府はカリブ海に海軍を大規模に展開しており、麻薬取引に使われているとされる船舶への攻撃やタンカーの拿捕を行い、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束している。

今回拿捕されたタンカー「オリナ」についてクリスティー・ノーム米国土安全保障長官は、「禁輸対象の石油を運んでいた疑いのある、いわゆる『影の船団』のタンカーで、ベネズエラを出航し、米軍の追跡を回避しようとしていた」と述べた。

ノーム氏はまたX(旧ツイッター)に、「影の船団は正義から逃れられない。彼らは国籍を偽って隠れることもできない」と記した。

中南米地域で活動している米軍を統括する南方軍(SOUTHCOM)もまた、部隊がヘリコプターからロープで降下して船を制圧する映像を添えて、「けさ、われわれの合同機関部隊は明確なメッセージを再び送った。『犯罪者に安全な避難所はない』」とXに投稿している。

ドナルド・トランプ米大統領は、この拿捕がベネズエラの暫定当局との協力で行われたとし、タンカーが米国の承認なしに出航したと述べた。(c)AFP