イラン政権は「国民を恐れている」 EU外相
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【1月10日 AFP】欧州連合(EU)の外相に当たるカヤ・カラス外交安全保障上級代表は9日、イランの反政府デモについて、当局の「強引な」対応を非難した。
カラス氏はX(旧ツイッター)で、「イラン国民は自分たちの未来のために戦っている。彼らの正当な要求を無視することで、イラン政権は本性をあらわにしている」「(イランの首都)テヘランから送られてきた画像は、治安部隊による強引で行き過ぎた対応を明らかにしている」と投稿。
「平和的なデモ参加者に対するいかなる暴力も容認できない」「抗議デモの暴力的な鎮圧とインターネットの遮断は、自国民を恐れる政権の本性を浮き彫りにしている」と付け加えた。
これに先立ち、EU報道官はイラン当局に対し、「表現の自由と平和的集会の自由という権利を守り、すべての人々のインターネットへのアクセスを回復する」よう求めていた。
イランでは生活費の高騰がきっかけとなり約2週間にわたって反政府デモが続いており、9日にはこれまでで最大となるデモが行われた。最高指導者アリ・ハメネイ師は同日、イラン・イスラム共和国当局はデモに「決して屈しない」と表明した。
インターネット監視団体ネットブロックスは、イラン当局が全面的な通信遮断を実施したと発表。9日早朝には、イランが「広範囲にわたる抗議デモを鎮圧するため、現在12時間にわたりインターネットに接続できない状態にある」と付け加えた。(c)AFP