【1月10日 AFP】中国の王毅外相は9日、アフリカ歴訪の一環として予定していた歴史的なソマリア訪問を中止し、次の目的地タンザニアへ直行した。

イスラエルは先月、1991年にソマリアから一方的に独立を宣言したアフリカ東部「ソマリランド」を国連加盟国として初めて国家承認しており、注目を集める時期の訪問計画で、実現すれば、1991年にソマリアが内戦に陥って以来初めての中国外相による訪問となるはずだった、

ソマリア大統領官府の職員は匿名を条件にAFPの取材に応じ、「本日の中国政府代表団のソマリア訪問は、技術的な問題により延期された」関係者は「中国政府がこの件について公式声明を発表する予定だ」と述べた。

王氏は、次の目的地であるタンザニアへ直行し、ダルエスサラームでサミア・スルフ・ハッサン大統領と会談する。

王氏は8日、エチオピアを訪問し、アビー・アハメド首相やアフリカ連合(AU)のマフムード・アリ・ユスフ委員長と会談した。

王氏とAUは共同声明で、イスラエルによるソマリランド承認を批判した。

ソマリランドのハダル・フセイン・アブディ大統領府長官はX(旧ツイッター)で、王氏がソマリアの首都モガディシオへの立ち寄りを回避したのは安全上の懸念が理由だと主張。

「ソマリアは賓客の安全さえ保証できない」と述べ、「中国外務省の公式声明」だとされる画像を掲載した。

この声明について、AFPは信ぴょう性を確認できていない。9日深夜の時点で、中国外務省の公式サイトでも確認できなかった。

王氏はタンザニアの後、レソトを訪問する予定だ。レソトは、関税をめぐり米国との関係が緊張している。(c)AFP