【1月9日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は8日公開の米紙ニューヨーク・タイムズによるインタビューで、米軍に世界中で軍事行動を命じる権限を制約するのは「自身の道徳観」のみだと述べた。

トランプ氏は南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領を拘束するための電撃作戦を実施し、他の多くの国々とデンマーク自治領グリーンランド自治領を脅迫している。

米軍に世界中での軍事行動を命じる権限に制約があるかと問われると、トランプ氏は、「確かに一つだけある。私自身の道徳観、つまり心だ。私を止められるのはそれだけだ」と答えた。

さらに、「私に国際法は必要ない」「(だが)人々を傷つけるつもりはない」と続けた。すぐに、国際法は順守する必要があると言い直したが、それも「国際法の定義次第だ」と補足した。

トランプ氏は「平和の大統領」を自称し、ノーベル平和賞受賞を目指す一方で、2期目に入ってから一連の軍事作戦を開始している。

昨年は6月のイランの核施設への攻撃をはじめ、イラク、ナイジェリア、ソマリア、シリア、イエメンへの攻撃を指揮。最近ではベネズエラも攻撃した。

マドゥロ氏を拘束して以来、勢いづいたトランプ氏は南米コロンビアや、北大西洋条約機構(NATO)加盟国デンマークの自治領グリーンランドなど、他の国と地域も次々と脅迫している。

NATOの維持とグリーンランド領有のどちらを優先するかと問われると、トランプ氏は「(どちらかを)選ばなければいけないかもしれない」と回答。

グリーンランド領有は「成功するために心理的に必要だと感じている」と付け加えた。

トランプ氏はまた、大統領に復帰して以来、家族に国外でビジネスをさせることに何の問題も感じていないと述べた。

「最初の任期中は家族にビジネスを禁じていたが、そのことは全く評価されなかった」「誰も気にしていないことが分かった」と述べた。(c)AFP