米国はマドゥロ氏同様、チェチェン首長も排除すべき ゼレンスキー氏
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【1月8日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は7日、米国は南米ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と同様、ロシア南部チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長を権力の座から排除する「何らかの作戦」を実行することでロシアに圧力をかけるべきだと述べた。
ゼレンスキー氏は記者団に対し、マドゥロ氏排除作戦は、米国が本気で望めばロシアに影響を与えられることを示したと述べ、カディロフ氏を排除すれば、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ侵攻について「再考」するだろうと主張した。
米軍特殊部隊は3日、マドゥロ氏夫妻をベネズエラの首都カラカスから拉致した。米国の同盟国に衝撃を与え、ベネズエラのパートナーであるロシアからの非難を招いた。
2007年以来、イスラム教徒が大多数を占めるチェチェン共和国の首長を務めるカディロフ氏は、プーチン氏の最も熱心な支持者の一人であり、ウクライナに数千人の兵士を派遣した。
ゼレンスキー氏は、「米国はロシアに圧力をかける必要がある。彼らには手段があり、方法も知っている。そして、本気で望めば、それに気付くことができる」「マドゥロ氏の例を挙げよう。米国は作戦を実行した。その結果は誰もが、全世界が目にしている。彼らは迅速に行動した。カディロフ氏に対しても何らかの作戦を実行すればいい」と述べた。
これに対しカディロフ氏はテレグラムの投稿で、ゼレンスキー氏は「気に入らない人間を他の誰かに懲らしめてもらい、自分はリスクを負わずに安全なところからただ見ているだけで構わないということを卑怯(ひきょう)にもほのめかした」と指摘。
「面目を失ってはならない。もし君に少しでも男らしさがあるならば、自分の言葉や要求がどれほど恥ずべきものかを理解できるはずだ」と付け加えた。
米国によるマドゥロ氏拘束作戦の数時間後、ゼレンスキー氏はプーチン氏も標的にすべきだと冗談を飛ばしていた。
先週末にウクライナの首都キーウで開いた記者会見で「独裁者に対してそういうことができるなら、米国は次に何をすべきか分かっているはずだ」と笑顔で語った。
4年近くにわたりロシアによる全面侵攻を受けているウクライナは、米国を含むパートナー諸国が紛争終結に向けてロシアに十分な圧力をかけていないと主張している。
20年近くチェチェンを強権支配してきたカディロフ氏は、ウクライナで最も過激な選択肢を使うべきだと一貫して主張しており、核攻撃さえ示唆している。(c)AFP
