米議会襲撃から5年 民主党が責任追及、首都で支持者行進
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【1月7日 AFP】2021年1月に起きた米議会襲撃事件から6日で5年となった。米下院民主党は同日、ドナルド・トランプ大統領の責任を追及するため、非公式の公聴会を開いた。一方、トランプ氏支持者らは、2021年当日のルートをたどって首都ワシントン市内を行進した。
5年前の議会襲撃について民主党のハキーム・ジェフリーズ下院院内総務はX(旧ツイッター)に「5年前の今日、暴力的な暴徒が1月6日に米国議会議事堂を激しく襲撃した。彼らの目的は自由で公正な選挙を覆すことだった。われわれは決して過激派がその裏切り行為を正当化することを許さない」と述べた。
2021年1月6日、選挙での敗北を認定する議会に抗議するようトランプ氏の呼びかけに応じ、支持者が首都ワシントンに集結した。集まった支持者ら数千人は議事堂敷地内に侵入し、140人以上の警官を負傷させ、窓やドアを破壊し、オフィスを荒らした。議員らを退避させ、選挙人投票の集計を数時間中断させた。
6日の公聴会では、下院民主党の議員が、警察官、元議員、そして暴力を直接経験した市民らからの話を聞いた。その後、襲撃に関連して命を落とした警察官5人の遺族と共に、追悼集会が執り行われた。
民主党による新たな報告書には、恩赦を受けた襲撃者のうち数十人については、その後の犯罪行為で再び起訴されていることが記された。これには、児童への性的虐待や性的暴行、FBI捜査官殺害の共謀、強盗、殺人などが含まれる。トランプ氏よる恩赦について民主党は、政治的暴力を常態化させるリスクがあると警告した。
ワシントン市内では同日、襲撃者らが2021年に通過したルートをたどりトランプ氏支持者が行進した。極右団体プラウドボーイズに関連する人物も参加した。
最大200人の参加者らは、象徴的な赤い「米国を再び偉大に(MAGA)」の帽子をかぶり、「1月6日の人々に正義を」と要求する旗を振った。
こうした対立する姿勢は、より広範な政治的論争を反映している。民主党は、トランプ氏が選挙を覆すために攻撃を扇動したと主張している一方、共和党はその見解を否定し、セキュリティ上の問題を指摘し、司法省を批判している。
トランプ氏自身は、下院共和党の戦略会議での発言で襲撃事件に触れ、民主党とメディアが、事件における自らの関わりを誤って伝えていると非難した。(c)AFP