■キューバ

トランプ氏は4日、キューバが「崩壊寸前」だとの見方を示した。米フロリダから数十マイル離れた共産主義の島国に対して強硬な姿勢を続けているのが、トランプ政権のマルコ・ルビオ米国務長官だ。ベネズエラとキューバは共に反米左派政権であることから、緊密な関係を築き、ベネズエラが廉価な石油を供給する代わりに、キューバがマドゥロ氏の警護要員などの人材を派遣してきた。その結果、マドゥロ氏を捕らえる作戦で30人以上のキューバ人ボディーガードが死亡した。

しかし、トランプ氏はキューバに対する軍事行動は必要ないと考えている。キューバがベネズエラからの安価な石油を失えば、生き残れないと予測しているからだ。

■メキシコ

トランプ氏は4日、数か月にわたる麻薬や貿易をめぐる圧力の後、メキシコに対して「共に行動を起こすべきだ」と述べた。

トランプ氏は、米ワシントンで開催された2026年サッカーW杯北中米大会の抽選会で、メキシコのクラウディア・シェインバウム大統領と同席した際、「素晴らしい人物だ」と称賛した。

しかし、メキシコの麻薬カルテルに対処するために米軍を派遣することを許可するよう圧力をかけた。

シェインバウム氏は5日、地域に対する米国の支配権の主張に反発し、「米州はいかなる主義にも属さず、いかなる強国のものでもない。米州は、それを構成する各国の国民のものだ」と反論した。

■イラン

イランは、ベネズエラと同様に主要な石油生産国であり、6月には核計画に対する米国の攻撃を受け、現在トランプ氏から抗議行動の弾圧をめぐり新たな圧力を受けている。

トランプ氏は4日、デモ参加者がさらに殺害されれば「テヘランは非常に厳しい打撃を受けるだろう」と警告した。

ブルッキングス研究所のアイディンタスバス氏によると、トランプ氏は現在、「帝国的な大統領の瞬間を楽しんでいる」という。

「しかし、もしベネズエラや中東で事態が悪化し始めれば、トランプ大統領はこの役割に対する興味を失うだろう」と語った。(c)AFP/Danny KEMP