メタ 中国発AI新興マヌスを数十億ドルで買収 汎用AI分野を強化
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【1月6日 CGTN Japanese】米IT大手メタが、中国発の人工知能(AI)スタートアップ、マヌス(Manus)を買収することが明らかになりました。マヌスは2025年12月30日、企業ブログを通じて、メタグループに加わる見通しだと発表しました。マヌスは今回の買収について、同社が注力してきた「汎用AIエージェント」分野での研究開発や実績が評価された結果だとしています。
買収額は数十億ドル規模に達し、メタにとってはこれまでで3番目に大きな買収案件になる見通しです。取引完了後には、マヌスの創業者である肖弘氏がメタの副社長に就任すると報じられています。
マヌスによると、2025年12月初め時点で同社のAIは累計147兆個を超えるトークンを処理し、8000万台以上の仮想コンピューターを構築してきました。マヌスは2025年3月、世界初をうたう汎用AIエージェントを発表し、英語版のプロモーション動画がリンクトインなどのSNSで大きな反響を呼びました。4月には、米著名ベンチャーキャピタルのベンチマークが主導する資金調達にも成功しています。
同社は2025年6月、本社を中国からシンガポールへ移転しました。移転後は中国のSNS上にあった投稿をすべて削除し、グローバル展開を前提とした体制へとかじを切っています。肖氏は当時、世界市場で事業を進める難しさについて「事業やユーザー価値以外の悩みも多く、語れない苦労がある」と率直な思いを記していました。今回の買収は、マヌスの国際戦略とメタのAI強化方針が一致した象徴的な動きといえそうです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News