「庶民の味」ラーメンが高級志向に変貌…韓国の業界、プレミアム市場に本格参入
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【01月05日 KOREA WAVE】韓国のラーメン業界が「庶民の味」という従来のイメージを脱し、「プレミアムラーメン」で新たな市場開拓に乗り出している。素材やスープ、製造法にこだわった高価格帯の商品を相次いで投入し、消費者層の拡大を図る構えだ。
韓国国内の主要食品メーカーは近年、相次いでプレミアムラーメンを発売。単に値段を上げるのではなく、高品質な原材料と完成度の高い味を前面に押し出した製品が次々と登場している。
背景には、伸び悩む国内市場と「質重視」の消費トレンドの変化がある。特に、2025年前半にイ・ジェミョン(李在明)大統領が「2000ウォン台のラーメン」を物価高の象徴として言及したことで一時停滞したが、再び消費者の関心が高まっている。
プレミアム市場開拓の先駆けは、2011年に農心(ノンシム)が発売した「辛ラーメンブラック」だ。濃厚な牛骨スープを売りにしたこの商品は、高級ラーメンの代名詞となった。最近では、鶏ガラスープを使用した「辛ラーメンゴールド」も新たに投入し、ラインナップの充実を図っている。
一方、三養(サムヤン)食品は「三養ラーメン1963」を発売。過去に使用されていた「牛脂(ウジ)」を再び採用し、懐かしさと高級感を兼ね備えた仕上がりとなっている。麺には牛脂をコーティングし、スープには深いコクを持たせた。
パルドは「サンナムジャラーメン」でプレミアム戦線に参入。豚骨スープの濃度を高め、まろやかで重厚な味わいに仕上げた。既存製品とは一線を画す構成で、新たなファンの獲得を狙う。
これらのプレミアムラーメンは、一般的な即席ラーメン(1000ウォン前後)に比べ約2倍の価格で販売されている。コンビニ価格では、CJの「ザ・美食ラーメン」が最も高く2200ウォン。「辛ラーメンブラック」1900ウォン、「三養ラーメン1963」1900ウォン、「サンナムジャラーメン」1700ウォン、「辛ラーメンゴールド」1500ウォンと続く。
業界関係者は「プレミアムラーメンは、単に価格が高いのではなく、一般品と明確な味や素材の違いを感じられる製品」としたうえで、「ラーメン市場が拡大を続ける中、プレミアム需要もさらに高まるだろう」との見通しを示している。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News