【1月5日 AFP】ドナルド・トランプ米大統領は4日、ベネズエラの新しい指導者が米国に協力しなければ、「大きな代償」を払うことになると警告した。

ベネズエラの最高裁判所は、米国がニコラス・マドゥロ大統領を拘束し国外移送したことを受け、デルシー・ロドリゲス副大統領に代行を務めるよう命じた。

トランプ氏は、米誌アトランティックの電話インタビューで、ロドリゲス氏が「正しいことを行わないのならば、非常に大きな代償を払うことになるだろう。おそらくマドゥロよりも大きな代償だ」と語った。

米軍は3日、ベネズエラの首都カラカスを攻撃し、マドゥロ氏と妻を米ニューヨークに移送した。米国に大量の麻薬を流入させた罪などで起訴されていて、ニューヨークの連邦地裁に5日にも出廷する見込み。現在は拘置所に収容されている。

トランプ氏は3日、米国がベネズエラを「運営」し、膨大な量が埋蔵されている石油を利用していくと述べた。また米軍の地上部隊が残る可能性があることを強調した。

一方、マルコ・ルビオ米国務長官は4日、ベネズエラの指導者が「正しい判断」をすれば、米国は協力する用意があるとの立場を示した。

首都カラカスでは、住民が食料を買うために列をつくる姿が見られたが、大きな混乱は今のところ確認されていない。

ベネズエラ軍は、ロドリゲス副大統領を暫定大統領として認め、国民に通常の生活に戻るよう呼びかけた。

ロドリゲス氏は、「我々の天然資源を守る用意はできている」と述べ、米国の圧力に抵抗する姿勢を示した。

ブラジル、チリ、コロンビア、メキシコ、ウルグアイ、スペインは共同声明で、米国による一連の作戦に反対する立場を表明し、「外部による天然資源や戦略的資源の取得の試みに対する懸念」を示した。

国連安全保障理事会は5日、ベネズエラ情勢についての会合を開く予定。(c)AFP