日韓で増える「梅毒」感染…日本で年1万3000人超、韓国も若年層中心に拡大
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【01月05日 KOREA WAVE】性感染症の一つである「梅毒」の感染者数が、日本や韓国など東アジア地域で急増している。日本では4年連続で年間1万3000人を超える感染が確認され、当局は予防と早期治療を呼びかけている。
厚生労働省によると、2020年に6619人だった梅毒の感染者は、2022年に1万3220人と初めて1万人を突破。その後も2023年に1万5055人、2024年には1万4663人と高水準が続いている。
感染者の約3分の2は男性で、女性では主に20代に集中する一方、男性は20代から60代まで幅広い年代で増加している。多くの患者が症状が進行してから受診しており、早期発見と治療の重要性が指摘されている。
当局者は、感染拡大の背景について「SNSやマッチングアプリを通じて見知らぬ人と簡単に出会えるようになったことにより、不特定多数との性的接触が増加している可能性が高い」と分析している。
梅毒は「トレポネーマ・パリダム」という病原菌によって引き起こされ、主に性行為を通じて感染する。初期症状(第1期)では性器付近に無痛性の潰瘍が現れ、やがて血流を通じて全身に広がり、発疹を伴う第2期へと進行する。治療されない場合は、数年から数十年後に神経系や心臓、関節などに深刻な合併症を引き起こす第3期に至る。
また、妊婦から胎児への母子感染も報告されており、新生児への影響も懸念される。
韓国でも同様の傾向がみられる。疾病管理庁が発表した「2024年梅毒疫学的特性」によると、2024年の梅毒患者数は2790人に達し、20〜30代の男性を中心に感染が集中。関係当局は注意を呼びかけている。
(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News