【1月4日 AFP】ミャンマーで先月28日に始まった軍政主導の総選挙第一投票で、親軍派の主要政党である連邦団結発展党(USDP)が、これまでのところ下院議席の90%を獲得している。国営メディアが公表した一部の開票結果で分かった。

2021年2月のクーデターで権力を掌握した国軍は、3回に分けて行われる1か月間の選挙で民主主義への復帰を掲げているが、批判的な立場からは「軍事支配の再ブランド化」との見方が出ている。

これまでに国営メディアが発表した連邦選挙委員会(UEC)の開票結果によると、下院議席96のうち87議席をUSDPが獲得したとした。少数民の6政党が9議席を獲得した。

2回目と3回目の投票は1月11日と25日に予定されている。

民主主義の象徴であるアウンサンスーチー氏が事実上率いていた国民民主連盟(NLD)など多くの政党は、今回の総選挙から排除された。スーチー氏はクーデター以来拘束されている。

NLDは、2020年の選挙で親軍派のUSDPを圧倒したが、ミンアウンフライン国軍総司令官は、広範な選挙不正を主張。2021年のクーデターで権力を奪ったが、国際監視団はその主張が根拠のないものだとしている。

軍政は、第1段階の投票率が有権者の50%を超えたと述べているが、2020年の参加率約70%を下回っている。(c)AFP