トランプ氏、高市氏を米国訪問に招待
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【1月3日 AFP】ドナルド・トランプ大統領は日本時間2日夜、高市早苗首相と電話会談し、米国訪問に招待した。関係筋が明らかにした。今年春の実現に向けて具体的に調整することで一致したという。
トランプ氏は既に4月の中国訪問を発表しているが、高市氏が昨年11月7日の衆院予算委員会で、台湾有事をめぐって日本が集団的自衛権を行使できる「存立危機事態」に該当する具体例を問われ、「戦艦を使って武力の行使も伴うものであれば、どう考えても存立危機事態になりうるケースだと私は考える」と答弁したことをめぐり、日中関係は悪化している。
中華人民共和国(中国共産党)は台湾について、一度も統治したことがないにもかかわらず、自国領土の一部だと主張しており、武力行使による併合も排除していない。
高市氏の答弁に中国は猛反発し、国民に日本への渡航自粛を呼び掛けるとともに、日本産水産物の輸入を停止した。
外務省の声明によると、高市氏とトランプ氏は約25分間会談し、経済や安全保障を含む裾野の広い日米協力を一層深めていくことを確認した。
トランプ氏は高市氏を米国訪問に招待し、「両首脳は、本年春の訪問に向けて具体的に調整することで一致しました」とされる。
声明では中国について協議したかどうかは明らかではないが、トランプ氏と高市氏は「インド太平洋地域を中心に意見交換を行い、現下の国際情勢の下での日米の緊密な連携を確認しました」としている。
中国は昨年12月29日と12月30日、台湾の主要港の封鎖や海上目標への攻撃を想定した軍事演習を実施。多数の軍用機と軍艦、海警船を展開して実弾射撃などを行った。
この演習に対し、日本、オーストラリア、欧州諸国など世界各国から批判が相次いだ。
米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)は、トランプ氏が昨年11月25日の電話会談で高市氏に対し、台湾問題で中国を挑発しないよう電話で助言したと報じているが、日本政府はこれを否定している。(c)AFP