【1月3日 AFP】スキーリゾートとして知られるスイス南部バレー州クランモンタナで、死者40人を出す火災が発生したバーのオーナーが2日、安全基準は順守されていたと国内メディアに語った。

妻とバーを経営するフランス人のジャック・モレッティ氏は地元紙トリビューン・ド・ジュネーブに対し、「10年間で3回の検査」を受けていたとし、「全ては規則に従って行われた」と話した。

2日の警察の発表によると、1日未明にバーの地下で発生した火災では40人が亡くなり、119人が負傷。安全基準が守られていたかという問題は、議論が続いている。

住宅ビルの1階にあるバーは、テラスの40人を含めて収容人数が最大340人となっている。複数の目撃者によると、火災が発生した地下のイベントスペースは「狭い」と形容される階段でのみ地上とつながっていたという。

バレー州の主任検察官は、バーの安全基準がこの事故に関する調査の焦点の一つであると述べた。

また検察官は記者団に対し、「シャンパンボトルに取り付けられて天井に近くなっていたスパークラー、あるいはベンガルキャンドル」が火災を引き起こしたというのが有力な仮説だと述べた。

SNSに投稿された動画では、小さな花火が上部に取り付けられたシャンパンのボトルが天井の低いバーの地下で振られていた。別の動画では、薄い防音フォームで覆われていた天井が燃え始め、炎が急速に広がる様子が映っていた。

検察官は、難を逃れたバーの経営者らは証人として事情聴取を受けたものの、責任の所在については確定していないと話している。(c)AFP