【1月3日 AFP】ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は2日、国防省情報総局(GUR)のキリロ・ブダノフ局長(39)を大統領府長官に任命した。前任のアンドリー・イエルマーク氏は昨年11月、汚職スキャンダルを理由に解任されていた。

2022年のロシアによる全面侵攻開始以降、ブダノフ氏は一連の大胆な対ロシア作戦で評価されている。

ゼレンスキー氏はSNSで、「ウクライナは安全保障問題、ウクライナの防衛・安全保障部隊の発展、そして交渉の外交ルートに、より重点を置く必要がある」とし、「キリロはこれらの分野で専門的な経験を持ち、結果を出すのに十分な力を持っている」と述べた。

イエルマーク氏はゼレンスキー氏の側近中の側近だったが、政権内に不和を生じさせる人物でもあった。イエルマーク氏は、権限を掌握し、自身を通さなければゼレンスキー氏と面会できなくし、批判する人を容赦なく排除していると非難されていた。

ブダノフ氏の後任には、対外情報局のオレグ・イワシチェンコ局長が就任するとゼレンスキー氏は述べた。

一方でゼレンスキー氏は、国防相を交代させる意向を示し、デジタル転換相ミハイロ・フェドロフ氏に役職を提案したと話した。

2019年からデジタル転換相を務めているフェドロフ氏は、政治経験が浅く、ウクライナ国民にはあまり知られていない。

ゼレンスキー氏は、「ミハイロは無人機(ドローン)関連の問題に深く関わっており、国家のサービスや各種プロセスのデジタル化において非常に有能だ」と述べている。

ゼレンスキー氏は現国防相のデニス・シュミハリ氏が交代する理由については説明しなかったものの、シュミハリ氏には「国の安定にとって同様に重要な、もう一つの政府業務の分野を率いることを提案した」としている。(c)AFP