イラン、25年は1500件以上の死刑執行
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【1月2日 AFP】ノルウェーに拠点を置く人権団体「イラン・ヒューマンライツ(IHR)」は1日、イランで昨年少なくとも1500件の死刑が執行されたと発表した。
IHRのマフムード・アミリモガダム代表はこの数字について「非常に憂慮すべきことだ」「過去35年間で前例のないことだ。IHRが創設されて以来、これほどの数字は初めてだ」と語った。
IHRと死刑廃止運動に取り組むフランスの非政府組織「ECPM」によると、2024年の死刑執行数は少なくとも975件だった。
IHRが発表した2025年の死刑執行数は暫定値で確定値ではないが、少なくとも1500件の死刑執行を確認したとしている。うち700件以上は麻薬関連犯罪で有罪判決を受けたとされる。
アミリモガダム氏によると、2022年に22歳の女性マフサ・アミニさんがスカーフのかぶり方が不適切だとして服装規定違反などを取り締まる「道徳警察」に拘束され、勾留中に急死したことを受けて抗議デモが拡大して以来、死刑執行数が急増している。
イランでは数日前から、経済の停滞に対する不満を背景に、新たな抗議デモが広がっている。
ファルス通信によると、1日には南西部ロルデガンで抗議デモの参加者と治安部隊が衝突。投石を行うデモ隊を、警察は催涙ガスを使って鎮圧した。
アミリモガダム氏は、「イラン当局は恐怖を生み出す手段として死刑を利用している」「死刑執行の目的は、新たな抗議デモを阻止することだった。しかしご覧の通り、最近は効果が上がっていない」と述べた。
しかしながら、直近のデモの規模は2022年のものには遠く及ばない。(c)AFP