半導体と消費財がけん引…韓国の2025年輸出、初の7000億ドル超で過去最高に
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【01月02日 KOREA WAVE】韓国政府の発表によると、2025年の韓国の輸出額が初めて7000億ドルを超え、過去最高の7097億ドル(前年比3.8%増)に達した。背景には、半導体や自動車の輸出好調、K-コンテンツによる食品・化粧品など消費財の輸出増がある。ただ、2026年の輸出は世界経済の減速と通商環境の不透明感から下振れする可能性が指摘されている。
産業通商資源省が1月1日に発表した「2025年年間および12月の輸出入動向(暫定)」によると、2025年12月単月の輸出額も696億ドルで、前年同月比13.4%増となり、単月として過去最高を記録した。
主力である半導体の輸出は、AIサーバーやデータセンター向け高付加価値メモリの需要増により、前年比22.2%増の1734億ドルとなった。中でも主力製品であるDDR5(16Gb)の固定価格は2025年第1四半期の3.93ドルから第4四半期には16.33ドルと、4倍以上に上昇した。
自動車輸出は、米国での関税影響による現地生産の減少にもかかわらず、719億8000万ドル(1.7%増)と過去最高を記録。米国向けは13.5%減だったが、欧州連合(EU)と独立国家共同体(CIS)では中古車や環境対応車の輸出がそれぞれ19.8%、57.5%増加した。車種別では、内燃車と電気自動車は減少したが、ハイブリッド車は30%増と健闘した。
さらに、液化天然ガス(LNG)運搬船など高付加価値船舶の輸出に支えられた船舶分野は24.9%増の320億3000万ドル、国際需要が高まったバイオヘルスは7.9%増の163億ドルに達した。
農水産食品や化粧品といった従来主力でなかった分野も、K-フードやK-ビューティの人気により、それぞれ124億ドル、114億ドルと過去最高を記録した。
2025年の韓国の輸出は、米国や中国への輸出が減少する一方で、東南アジア諸国連合(ASEAN)への輸出が7.4%、EUが3.0%、中南米が6.9%増加し、輸出先の多様化という質的改善が進んだ。米国向けは3.8%、中国向けは1.7%の減少となった。
ただ、2026年の輸出については厳しい見通しもある。韓国産業研究院の予測では、6971億ドルと、今年から0.5%減少する可能性がある。背景には、世界経済の減速、通商不確実性、さらに2025年の高水準の実績による「基底効果」があると分析されている。鉄鋼(-5.0%)、石油化学(-2.0%)、機械、精油、造船など主要産業分野で輸出の低迷が予想されている。
キム・ジョングァン(金正官)産業通商資源相は「2026年も半導体需要の持続性、EUの炭素国境調整措置(CBAM)、メキシコの関税引き上げなどによる通商環境の不確実性が続くだろう。米中間の通商問題に綿密に対応し、主要な貿易相手国との戦略的パートナーシップを強化して外的リスクを最小化する」と述べた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News