キリストのフレスコ画修復失敗で知られるスペイン人女性死去 94歳
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【12月31日 AFP】10年以上前にイエス・キリストのフレスコ画の修復に失敗し、世界的な注目を集めたスペイン人女性セシリア・ヒメネスさんが死去した。94歳。
ヒメネスさんは2012年、スペイン北東部ボルハの教会にある100年以上前に制作されたフレスコ画「エッケ・ホモ(この人を見よ)」の修復に失敗。世界中のメディアに取り上げられ、世界的に有名になった。
ヒメネスさんの修復でキリストの顔は認識不能となり、インターネットには反響、ミーム、そしてマイケル・ジャクソンやホーマー・シンプソンといった有名人を起用したパロディーがあふれた。
ヒメネスさんの修復により、キリストの姿にたてがみのようなものが付け加えられたため、地元の芸術家エリアス・ガルシア・マルティネスさんが1910年代に制作したこの小さなフレスコ画は「サルのキリスト」というニックネームで呼ばれるようになった。
作品が展示されているサンクチュアリ・オブ・マーシー教会を管理する財団がフェイスブックでヒメネスさんの死を公表。ヒメネスさんを「2012年に最も話題になった人物の一人」と呼び、フレスコ画の状態が悪かったため「善意から塗り直すことに決めた」と説明した。
この騒動により、ボルハは瞬く間に観光地となり、翌2013年にはそれまでほとんど知られていなかったこの教会を約5万7000人が訪れた。(c)AFP