by4m studio(c)MONEYTODAY
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【12月30日 KOREA WAVE】韓国の人気グループBTS(防弾少年団)が、2026年春にフルメンバーでのカムバックを予告し、世界中のファンの期待が高まっている。一方で、メンバーのプライベートや過去の騒動が足かせとなりうるとの懸念の声もあがっている。

BTSは12月16日、ファンコミュニティプラットフォーム「Weverse」でライブ配信を実施。メンバーは「最近は一緒に練習したり、おしゃべりしたりして過ごしている」とし、「早く来年になってほしい」と口をそろえた。

リーダーのRMは「早く活動したくてたまらない。会社はいつ発表するんだ。HYBE(ハイブ)、早く発表してくれ!」と語気を強めた。SUGA(シュガ)は「近いうちに発表されると思う」とコメント、JIMIN(ジミン)も「思ったより時間が長く感じられてもどかしい」と明かした。

BTSは今年、全員が兵役を終え、初のフルメンバー復帰が目前に迫っている。

カムバックを前に、BTSの過去曲『Anpanman』が▽ビルボード「World Digital Song Sales」1位▽同「Digital Song Sales」7位▽英国オフィシャルチャート「ダウンロード」12位、「シングルセールス」24位――などと、世界的な“チャート逆走”を見せ、話題となっている。

『Anpanman』は2018年に発表された曲で、「希望とエネルギーを与えるヒーロー」をテーマにしたBTSらしいナンバー。7年7カ月ぶりの快挙が、ファンの熱量とBTSへの期待の高さを物語っている。

しかし、すべてが順風満帆というわけではない。過去2年半の「軍白期」(メンバーの兵役による空白期間)に、いくつかの騒動が起きた。SUGAの飲酒運転疑惑は、本人による50億ウォン(約5億円)の寄付で沈静化した。一方で、JUNGKOOKとaespaのWINTERの熱愛説は、事務所側が沈黙を貫いており、ファンの間で不満が高まっている。

さらに、RMがライブ配信中に「チームを解散した方がいいのかと何度も考えた」と発言し、騒ぎになった。のちに「不快な思いをさせて申し訳ない」と謝罪したが、グループの結束力への不安を口にするファンも少なくない。

個々の活動で成功を収めてきたメンバーたち。“個人のエゴ”の強まりと“BTSという集合体”のバランスが、今後のカムバックの鍵となるだろう。

2026年春、BTSの再始動は単なるカムバック以上の意味を持つ。世界が注目する中、彼らは再び「ひとつのチーム」として輝けるのか。その行方に世界中の目が注がれている。

(c)MONEYTODAY/KOREA WAVE/AFPBB News