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【12月30日 KOREA WAVE】韓国の大手映画館チェーン・ロッテシネマが、2026年1月から一部地域で映画鑑賞料金の値下げ実験をすることが明らかになり、ネット上で話題となっている。

韓国のオンラインコミュニティに投稿されたロッテシネマの案内によれば、今回の料金調整は京畿道・忠清道・大邱・釜山地域の一部映画館において試験的に実施される。

新料金は▽一般(平日・週末共通):1万2000ウォン▽青少年:9000ウォンだ。これは現在の最大1万5000ウォンの週末料金と比較して約3000ウォンの値下げとなる。

このニュースを受けて、ネットユーザーの間では「遅すぎた施策」との指摘も多く、「価格が理由で離れた観客は、戻ってこない」「すでにOTT(動画配信サービス)が定着しており、映画館の魅力が薄れた」「映画を見るなら家で十分という人が増えた」など、効果を疑問視する声が相次いだ。

一方で「少しは効果あると思う」「1万5000ウォンは高すぎた。1万2000ウォンならまた行くかも」「この料金で全国に拡大してほしい」など、前向きな意見も一部見られた。

韓国映画振興委員会のデータによると、2025年上半期の全国観客数は4250万人で、前年同期(6293万人)に比べて約3分の2に減少。さらに、主要映画館3社(CGV・ロッテシネマ・メガボックス)の上半期の営業損失は計855億ウォン(約94億円)に達している。

韓国映画館業界は、高騰したチケット価格とOTTの台頭という二重苦に直面している。今回の料金引き下げ実験は、観客数回復に向けた試みではあるが、効果が限定的であるとの見方も多い。

長期的な視点では、上映コンテンツの多様化や鑑賞体験の向上といった本質的改革も求められそうだ。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News