韓国前大統領夫人、4000万円相当受領か あっせん収賄罪
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【12月29日 AFP】韓国の検察当局は29日、尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領の妻、金建希被告が受領した金品の総額について3億7725万ウォン(約4000万円)に上ったとする捜査結果を発表した。金被告はあっせん収賄罪などに問われている。
検察当局は、捜査の結果、金被告が企業や政治家から受け取った賄賂の総額が3億7725万ウォンに上ると主張。「権力の乱用」によって国家の信用が「深刻に損なわれた」と述べた。
捜査結果では、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の指導者からシャネルのバッグ2点とグラフのネックレスを受け取ったと指摘された。このほか、高級宝飾品や美術作品も賄賂として受け取ったとされる。
検察は12月初め、金被告に対し懲役15年と罰金20億ウォン(約2億1600万円)を求刑。統一教会と共謀して「憲法で定められた政教分離を損なった」と指摘した。金被告は起訴内容を否認している。
ソウルの裁判所は1月28日に判決を言い渡す予定。(c)AFP