【12月29日 AFP】イエメンのイスラム教シーア派系反政府武装組織フーシ派の最高指導者アブドルマリク・フーシ氏は28日、ソマリランドにおけるイスラエルの存在を「軍事標的」とみなすと警告した。

フーシ派メディアがオンラインで発表した声明の中でフーシ氏は、「ソマリランドにおけるいかなるイスラエルの存在も、われわれの部隊にとって軍事目標とみなす。それはソマリアとイエメンに対する侵略であり、地域の安全に対する脅威を構成するからだ」と述べた。

イスラエルは26日、1991年にソマリアから一方的に独立を宣言したソマリランドを正式に承認すると発表した。ソマリランドの国家承認は初めてとなっている。

フーシ氏はこの動きが深刻な結果をもたらすと警告し、承認は「ソマリアとその周辺のアフリカ諸国、イエメン、紅海、そして紅海両岸の国々を標的とした敵対的な姿勢だ」と述べた。

この地域の専門家は、ソマリランドとの関係改善がイスラエルの紅海へのアクセスを向上させ、イランの支援を受けているフーシ派反乱軍を攻撃する能力を強化すると考えている。

イスラエルは、2023年10月にパレスチナ自治区ガザ地区での戦争が勃発(ぼっぱつ)して以降、フーシ派による自国への攻撃に対応してイエメンに繰り返し反撃した。フーシ派は、ガザ地区のパレスチナ人への連帯として攻撃を行ったと述べている。

10月の停戦以降、フーシ派は攻撃を停止している。(c)AFP