2025年12月10日、ソウル市江南区のCOEXで開かれたスタートアップ展示会「カムアップ(COME UP)2025」(c)news1
2025年12月10日、ソウル市江南区のCOEXで開かれたスタートアップ展示会「カムアップ(COME UP)2025」(c)news1

【12月29日 KOREA WAVE】ソウルで開かれた国内最大規模のスタートアップ展示会「カムアップ(COME UP)2025」が幕を閉じた。今年は過去最多となる46カ国170社以上の海外スタートアップが参加し、名実ともに「グローバルスタートアップフェスティバル」としての存在感を高めた。

昨年は4カ国だった「国家館」は今年7カ国に拡大。会場には各国のバイヤーやスタートアップ関係者が多数詰めかけ、開幕前から注目度の高さをうかがわせた。韓国政府が主導するこのイベントは、グローバル展開を目指すスタートアップにとって重要な登竜門となっている。

来場した起業関係者からは「海外展示会に引けを取らないビジネスマッチングの機会がある」との評価も出た。創業から5カ月の韓国スタートアップの関係者は「カムアップが初めての展示会だったが、40社以上の投資会社と有意義な会話ができた」と手応えを語った。

一方、会場内の雰囲気がAI(人工知能)分野に過度に偏っていたことを残念がる声も聞かれた。「AIが今の技術トレンドであることは理解しているが、それ以外の分野に属するスタートアップにとっては存在感を発揮しにくい構成だった」と話す出展者もいた。

実際、近年のスタートアップ業界では生成AIを中心に革新が進んでおり、展示会の焦点がAI関連技術に向けられるのは自然な流れともいえる。しかし、韓国が誇るK-カルチャーやK-ビューティー、K-フードといった分野にも、スタートアップが力を発揮できる余地は大きい。

スタートアップ=AIという固定観念を脱し、多様な分野の革新にも光を当てる展示構成が望まれる。特定分野への偏りを避けることで、カムアップはより多くの起業家に門戸を開き、真にグローバルな成長の場となることが期待される。【news1 イ・ジョンフ記者】

(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News