2025年12月24日、ソウル市龍山区の南山公園から望む周辺のマンション群(c)NEWSIS
2025年12月24日、ソウル市龍山区の南山公園から望む周辺のマンション群(c)NEWSIS

【12月28日 KOREA WAVE】ソウルで分譲された民間マンションの価格が急騰し、直近1年間の平均分譲価格が3.3平方メートル(1坪)当たり初めて5000万ウォンを超えた。漢江沿いの人気地域では「定番の広さ(国民平型)」と呼ばれる専用84平方メートルの分譲価格が20億ウォンを超える事例も相次いでいる。

住宅都市保証公社(HUG)が12月25日に発表した11月末時点の「民間マンション分譲価格動向」によると、直近12カ月間にソウルで新たに分譲された民間マンションの平方メートル当たり平均分譲価格は1525万7000ウォンだった。これを3.3平方メートル当たりに換算すると5043万6000ウォンとなり、初めて5000万ウォン台に達した。

全国平均では、平方メートル当たり606万3000ウォン、3.3平方メートル当たり2004万2000ウォンだった。HUGが公表する月別平均分譲価格は、公表直前12カ月間に分譲保証書が発給された民間分譲事業場の平均価格を基準としている。

ソウルの分譲価格は、住宅市場が停滞する局面でも土地費や人件費の上昇を背景に上昇を続けてきた。2024年6月に3.3平方メートル当たり4190万4000ウォンと初めて4000万ウォンを突破した後も上昇基調が続き、2025年11月末時点で5000万ウォンを超えた。

2025年にソウルで分譲された主な物件には、江南圏の再開発・再建築事業である「レミアン・ワンペルラ」「蚕室(チャムシル)ルエル」「盤浦(パンポ)レミアン・トリニワン」などがある。専用84平方メートル基準の最高分譲価格は、レミアン・ワンペルラが24億5070万ウォン、盤浦レミアン・トリニワンが27億4900万ウォンに達した。ただし分譲価格上限制が適用され、周辺相場より割安だったため、需要が集中した。

漢江沿い地域でも高額分譲が相次いでいる。2025年10月に分譲された銅雀区舎堂洞の「ヒルステート梨水(イス)駅セントラル」は、専用84平方メートルの最高分譲価格が22億7850万ウォン、城東区聖水洞の「オティエール・フォーレ」は24億8600万ウォンで分譲された。

一方、超強力な住宅ローン規制により、購入希望者の資金調達負担は一段と重くなっている。それでも今後も分譲価格の上昇が続くとの見方が強く、2026年のマンション分譲市場では価格競争力による選別(玉石混交の選別)がより鮮明になると予想されている。

住宅産業研究院によると、12月の分譲価格見通し指数は前月比1.6ポイント上昇した101.6となり、分譲価格が上昇すると見る回答が優勢だった。この指数は2025年1月から12月まで、すべて基準線の100を上回っている。

研究院は、高止まりする為替相場による輸入建設資材価格の上昇や、市場金利の上昇に伴う金融費用の増加が、分譲価格を押し上げていると分析している。

(c)NEWSIS/KOREA WAVE/AFPBB News