脱北者の81.2%「韓国生活に満足」…自由な暮らしに肯定感、差別経験は過去最低水準
このニュースをシェア
【12月27日 KOREA WAVE】韓国に定着した北朝鮮からの離脱住民(脱北者)のうち、81.2%が「韓国での生活に満足している」と回答したことが、南北ハナ財団による2025年の実態調査で明らかになった。調査開始以来、最も高い水準となる。
この調査は、北朝鮮から脱出し1997年1月から2024年12月までに韓国へ入国した満15歳以上の脱北者2500人を対象に実施されたもので、12月23日に報告書として発表された。
生活満足度について「満足」と答えた割合は前年より1.6ポイント上昇し、過去最高の81.2%に達した。満足の理由としては、「自由な生活ができる」が41.5%と最も多かった。一方で、不満足の理由としては「北朝鮮や第三国にいる家族と離れて暮らさなければならない」が24.3%で最多だった。
脱北者の経済活動参加率は64.8%で、前年より0.7ポイント増加。就業率は61.3%で1.2ポイント上昇し、失業率は5.4%で0.9ポイント減少した。韓国の一般国民と比べると、脱北者の経済活動参加率は0.8ポイント、就業率は2.5ポイント低いが、その差は縮小傾向にあるという。
月平均賃金は261万4000ウォンで前年(261万6000ウォン)とほぼ同水準だった。平均勤続期間は40.1カ月で、前年より2.4カ月増加。「3年以上」勤務する長期在職者の割合も37.1%と上昇している。
また、「自分の世代で社会・経済的地位を改善できる」と答えた割合は72.2%で、前年の68.6%より3.6ポイント上昇。「子どもの世代で改善できる」とした回答も64.9%で、前年(62.0%)より2.9ポイント増加した。
「差別や無視を受けた経験がある」と回答したのは14.0%で、前年(16.3%)より2.3ポイント低下し、これまでで最も低い水準となった。
「より良い韓国生活のために必要な支援」としては、「就職・起業支援」が22.6%で最も多く、「医療支援」(17.6%)、「所得支援」(15.9%)が続いた。
(c)news1/KOREA WAVE/AFPBB News