「イスラム過激派の攻撃かと思った」ナイジェリア人、米軍の攻撃に驚き
このニュースをシェア
【12月27日 AFP】ナイジェリア北西部ソコト州の住民たちは25日夜、大きな爆発音で目を覚まし、自分の住む町や村が同州を悩ませている複数の武装勢力のいずれかに襲われているのではないかと思ったという。
だが実際には、米軍による武装勢力を狙った空爆だった。
AFPはソコト州の村人3人を電話取材した。
州都ソコトから南に約100キロ離れたジャボの町周辺に住む人々は、自分たちの地域は「盗賊団(バンディッツ)」と呼ばれる重武装した犯罪組織やイスラム過激派の標的になることはあっても、これらのグループの拠点ではないと主張した。
ハルナ・カラさん(男性)は、「町全体が揺れるほどの大きな爆発音が聞こえ、皆が怖がっていた」と語った。
トランプ氏は10月と11月、ナイジェリアでは数々の武力紛争の中、キリスト教徒が「ジェノサイド(集団殺害)」に相当する「存亡の危機」に直面していると非難していた。
ナイジェリアにおける暴力について、米国と欧州のキリスト教右派は長年にわたり宗教的迫害だと主張しているが、ナイジェリア政府と独立系アナリストらはこの見解を否定し、ナイジェリアではキリスト教徒もイスラム教徒も関係なく殺され、安全保障危機に直面していると主張している。
カラさんは、「最初はソコト州の主要なイスラム過激派組織ラクラワによる攻撃だと思った」と述べた。
実際は米国による攻撃だったと知り、「この地域がラクラワの縄張りだったことはなく、過去2年間攻撃を受けたこともなかったため、驚いた」と付け加えた。
カラさんによると、地元住民の中には、勇気を出して町外れのバルキニ村近くの空爆現場を探検し、燃える破片を発見した者もいるという。
米国は、ナイジェリアに多数あるイスラム過激派組織のうち、どの組織を標的にしたのかは明らかにせず、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」とつながりのある組織を攻撃したとだけ述べている。
ジャボの町の住民、アユバ・アブドゥルカリムさんは、「大きな爆発があった。誰もが恐怖に陥り、町がラクラワの攻撃を受けていると思った」「幸いにもけが人はいなかったが、爆弾の破片により近くの家々の壁や屋根が損傷を受けた」と語った。
隣のタンガザ地区に住むトゥクル・シェフさんは、2回の空爆はワリヤ村とアルカシム村を狙ったものだと語った。これらの村はラクラワの拠点があることで知られている。ラクラワはそこから出撃して攻撃を実施し、人々を拉致している。(c)AFP