「中国製」と「中国ショッピング」が共に活況を呈する理由
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【1月9日 People’s Daily】中国の優れた商品が海外でファンを獲得する方法は、ますます多様化している。今年の夏、中国メーカーが開発した移動式分離型エアコンは、設置が簡単で、壁に穴を開ける必要がなく、建物の保護のニーズにも合致し、環境保護・省エネの潮流をリードしており、もともとエアコン購入に熱心ではなかった多くのヨーロッパ人の購買意欲を高めている。
手頃な価格と品揃えの豊富さに加え、今日の中国製品にはしばしば予想外の革新性が備わっている。最近、ある米国のブロガーが父の日プレゼントとして、中国製のソーラー扇風機付き帽子を贈ったところ、バーベキューをしていた父親は帽子をかぶって嬉しそうに踊りだした。この動画がSNSプラットフォームで大ヒットし、この帽子の売上は急速に上昇した。
ニーズの細分化、シーンの細分化、製品の多様化、創意工夫に満ちた中国ブランドは、海外消費者の間で次第に評価を高めている。
そして加熱し続けている「中国ショッピング」(中国を訪れて商品購入)も、そのもう一つの証左である。データによると、2025年1月から6月までの中国国内での輸出免税商品の売上額と増値税還付額は、前年同期比でそれぞれ94.6%、93.2%増加した。
海外における「中国製商品購入」と訪中外国人による中国国内での「中国製品購入」の両方が、なぜ同じように熱く盛り上がっているのか?
その理由は、優れた品質と高いコストパフォーマンスに加え、さらに重要な要因は、中国製造がデザイン、製造、ブランド構築まで、全方位的に急速に進化し、中国の創意工夫と現地化戦略との深い融合により、世界の消費者のニーズをより良く満たしていることにある。
ニーズを満たしてこそ、市場を勝ち取ることができる。製品が「海外進出」する際、直面する市場はそれぞれ異なり、機能デザインから利用シーンへの適応、越境物流からマーケティングサービスまで、製品のライフサイクルのあらゆる段階において、現地の状況に合わせた適合性の向上が求められる。
配膳ロボットを例に取ると、日本の八戸市の焼肉店は、人手不足を補うため上海メーカーの製品を購入した。しかし、中国国内ではよく売れていた配膳ロボットが、日本では当初は「適応力不足」となってしまった。分析の結果、既存製品の外観イメージ、サービスリズム、サイズなどが実際のニーズと合致していないことが判明した。製品開発チームは再設計を行い、ロボットをより小型で機動性の高いものに改良し、ユーザーの満足を勝ち取った。
科学技術イノベーションと産業革新の深い融合を推進し、異なる市場ニーズに対する即時対応能力や迅速な反復改善能力を高めることは、製造能力のアップグレードであると同時に、国際競争における「中国製造」(メードインチャイナ)の新たな強みでもある。
「カルチャーマーケティング」は、より高次元の製品マーケティングである。創造的なデザインであればあるほど、文化的価値を取り入れれば取り入れるほど、製品が内包する価値を強化し、ブランド価値を高めることができる。
ある金製品ブランドは、製品に伝統的技法と現代的デザインを融合させ、2025年6月にシンガポールで最初の海外店をオープンさせた後、客足は持続的に増加し、多くの人がそのデザイン、技法、そして製品の持つ「寓意」に惹きつけられている。
広東省(Guangdong)東莞市(Dongguang)の企業は、明朝時代の薬学の百科全書「本草綱目」に記述のある数十種類の薬草をモチーフにした人形をデザインし、これを通じて漢方医学の伝統文化を掘り起こし発信した。また古代中国の空想的な地理書「山海経」など伝統文化をテーマにしたトレンド玩具を発売し、海外市場で好評を得ている。
文化と技術による付加価値化とデザインの新しさが製造の変革を牽引し、「使える」から「使いやすい」、さらに「使いやすくて美しい」へと、製品進化のロジックが内包されている。コストパフォーマンスと文化的な美しさの両立、これは価値創造の面でのアップグレードと見ることができる。
的確なニーズの把握、革新的で個性的なデザイン、そして信頼できる品質保証によって「中国製商品」は世界の消費者の中で新たなイメージを確立しつつある。この新たなイメージの背景には、「量的優位」から「質的優位」への急速な転換、サプライチェーンの連携能力の力強い向上、新しい質の生産能力の加速的な形成がある。
高付加価値化、スマート化、グリーン化の方向を堅持し、科学技術イノベーションの牽引力の強化と豊かな文化的内容の充実に絶えず力を注ぐことで「中国製造」の質の高い発展の道はますます広がりを見せている。(c)People’s Daily /AFPBB News