中国の杭州東駅 現役引退の鈍行列車で無料宿泊提供
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【12月29日 CGTN Japanese】中国東部の浙江省にある杭州東駅では、「星辰守護(星空の守護者)」と呼ばれる深緑色の車体を持つ現役引退した鈍行列車の車両が深夜に到着したり、未明に乗車したりする旅客のために温かい明かりをともしています。車両には無料で利用できるインテリジェントソファや手荷物を預けられる電子ロッカーなどが設置されているほか、出発時間が近づくと乗車案内も提供され、運営開始から3カ月余りで6300人以上の旅客を受け入れました。
特に注目されているのは、4両編成の最後尾車両で、他の車両と比べて異なる色調の内装が施され、カーテンやソファのクッションカバーはいずれもピンク色で統一されています。これは女性に優しい車両で、駅に泊まる単身女性に向け優先的にサービスを提供しています。
杭州東駅で同列車が夜間旅客向けの休憩エリアの開放時間は、毎日午後10時から翌朝8時までで、実名登録制を採用しています。旅客は要求に応じて相応の乗車券を提示すれば、同列車の先頭から車両に乗り込み、ゆっくり休息することができます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News